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【ティアラメンツ】




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デッキレシピ:【現代版:ティアラメンツ】

 

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狂信的な墓地肥やし


度重なる規制を受けながら未だにトーナメントシーンにおいて存在感を維持している墓地融合テーマ「ティアラメンツ」


サーチ&墓地肥やし役としてデッキのエンジンを務めた《ティアラメンツ・キトカロス》の禁止後は、融合素材の代用になる《沼地の魔神王》から《ティアラメンツ・ルルカロス》や、《暗黒界の龍神王 グラファ》で真面目に頑張るデッキ(諸説あり)という印象でした。




その後、新たな墓地肥やし役として登場した《ティアラメンツ・クシャトリラ》がレベル7、さらに《グローアップ・バルブ》《レボリューション・シンクロン》《原罪宝-スネークアイ》といったレベル1チューナーを供給するギミックが追加された事で、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をシンクロ召喚して墓地肥やしを軸に据えた形が登場。


《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の5枚落としは《ティアラメンツ・キトカロス》を彷彿とさせる爆発力に繋がる上に、シンクロモンスターの選択肢として《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》《ナチュル・ビースト》による制圧力強化、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》によるフィールド魔法《壱世壊=ペルレイノ》のサーチを獲得しました。《沼地のドロゴン》は属性変化で《ナチュル・ビースト》のシンクロ素材になるのが偉いですね。


フィールド魔法《壱世壊=ペルレイノ》は制限カードですが、《おろかな副葬》→《トリヴィカルマ》を経てサーチ可能なので《テラ・フォーミング》も含めて4枚体制という不可思議。《グローアップ・バルブ》や、《レボリューション・シンクロン》が自己蘇生するついでにデッキトップから《トリヴィカルマ》がポロっと落ちても《壱世壊=ペルレイノ》のサーチになるので、墓地肥やしガチャが最高の狂信的なデッキになってます。


ざっくり、ガチャで落とせる総枚数が…

  • 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》5枚
  • 《古衛兵アギド》5枚
  • 《古尖兵ケルベク》5枚
  • 《ティアラメンツ・メイルゥ》3枚
  • 《ティアラメンツ・シェイレーン》3枚
  • 《ティアラメンツ・クシャトリラ》3枚+2枚
  • 《壱世壊を劈く弦声》3枚
  • 《グローアップ・バルブ》1枚
  • 《レボリューション・シンクロン》1枚

計30枚近いので、確変状態が続けばデッキを掘り尽くして「ティアラメンツ」の墓地融合祭りでリソース爆発。


最終盤面は「融合」「シンクロ」「リンク」「罠」「墓地」による妨害を複合した形になる点も特徴で、《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》の墓地やしで相手のデッキを把握した上で最終盤面を作れるので、対「ピュアリィ」「神碑」は魔法無効の《ナチュル・ビースト》、対「アダマシア」のような展開系に対しては《エルシャドール・ミドラーシュ》で特殊召喚に蓋といった裏目のない着地点を目指せます。


シンプルに「《I:Pマスカレーナ》+墓地《妖精伝姫-シラユキ》」だけでも、《妖精伝姫-シラユキ》で相手モンスターを裏にする、《I:Pマスカレーナ》で《S:Pリトルナイト》をリンク召喚して1枚除外、さらに《S:Pリトルナイト》で自身と相手モンスターを除外、再度《妖精伝姫-シラユキ》で裏にするという妨害数なので頼もしい限りです。


まだ「ティアラメンツ」は戦えるというより、最終盤面に並び立つ《暗黒界の龍神王 グラファ》《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》《ナチュル・ビースト》諸々が屈強過ぎて、「マジ?」というのが正直なところ。


「征竜」は規制されて枚数が減る毎に《竜の渓谷》《竜の霊廟》といった補完パーツでデッキパワーを補って戦い続けましたが、それに近しい何かを「ティアラメンツ」にも感じる次第です。


ではまた!