∇ もくじ
過労死ライン
「リチュア」が注目されているので触ってみると、『PHOTON HYPERNOVA』で登場した新カード４枚が全て一級品。
一気に安定性・展開力のアップと先行制圧の儀式モンスター、後手捲りに使える儀式魔法を獲得しました。また、《リチュア・アビス》がターン制限の無いサーチ効果を持っている上にレベル２なので、《スプライト・エルフ》で《リチュア・アビス》を蘇生してサーチ効果を再利用など、サブギミックとして「スプライト」と組んで悪い事をします。
先手の盤面は、《イビリチュア・ネーレイマナス》《スプライト・レッド》のモンスター効果無効、《スプライト・キャロット》による魔法罠無効、《Ｉ：Ｐマスカレーナ》で相手モンスターを素材に巻き込みながら《閉ザサレシ世界ノ冥神》をリンク召喚、《儀水鏡の幻影術》で《イビリチュア・ネーレイマナス》のモンスター無効を再利用、《スプライト・スプリンド》のバウンスといった格好で、妨害を敷きめる様は完全に展開系デッキです。
後手は《リチュアの氷魔鏡》で相手モンスターをリリースしながら《イビリチュア・ネーレイマナス》２体を儀式召喚して攻撃、メイン２《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》で、３０００＋３０００＋２０００＝８０００でワンキルできるのも脅威。先行で《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》を４回エクシーズ召喚してワンキルする物騒な形も可能らしくて怖い。「リチュア」の悪しき記憶は《イビリチュア・ガストクラーケ》の先行ハンデスでしたが、それを塗り替える日が訪れようとは。
そして、過労死界の新たな星《リチュア・アビス》は魚族なので、「《浮上》《白の水鏡》《アビス・オーパー》《白闘気一角》」で特殊召喚できるので、延々とサーチ効果を使いながら展開を伸ばせます。「スプライト」系の展開デッキは、レべル２の《増殖するＧ》を《スプライト・スプリンド》や、《聖光の宣告者》で手札に加えられる点もトーナメントシーンにおける強味ですね。
そんな「リチュア」はデュエルターミナル産の絶版カードなので絶賛高騰中。手持ちを確認してみると、よく分からないリチュアも含めて揃っている不思議。総合的には無駄遣い。ちょっと前に「ナチュル」も的確な強化でデッキパワーが跳ね上がったので、これからデュエルターミナル産の新カードは話題になりそうです。
ではまた！
