∇ もくじ
裏側表示で除外という概念
環境デッキとして頭角を現した除外軍団【クシャトリラ】
主力となるエクシーズモンスター《クシャトリラ・アライズハート》が《マクロコスモス》＋《Ｄ－ＨＥＲＯ デストロイフェニックスガイ》を彷彿とさせる除外＆除去で戦況をコントロール、というか息ができない相手にワンサイドゲームを押し付ける圧倒的な存在感でゲームを支配します。
ランク７の選択肢となる《Ｎｏ.８９ 電脳獣ディアブロシス》でエクストラデッキの除外や、《クシャトリラ・シャングリラ》でペンデュラムゾーン使用禁止といったピンポイントで急所を狙う戦術も特徴的。《Ｎｏ.８９ 電脳獣ディアブロシス》で相手のエクストラデッキを確認した上で、《クシャトリラ・シャングリラ》の禁止ゾーン指定箇所にアジャストできる適用力も大きな魅力です。
そして何より、現代遊戯王の三冠王《クシャトリラ・フェンリル》が在籍するチームにも関わらず、フィールド魔法《六世壊＝パライゾス》による「クシャトリラ」モンスターサーチ、《六世壊他化自在天》によるデッキからの特殊召喚を得た事により安定性と展開力を一度に手にしました。《クシャトリラ・ユニコーン》が１枚初動になった事で、《金満で謙虚な壺》で探す対象も明確に。そんな訳で。
《クシャトリラ・ユニコーン》の省エネ展開
初動：《クシャトリラ・ユニコーン》
→《六世壊他化自在天》をサーチ
→《クシャトリラ・フェンリル》をデッキから特殊召喚
→《クシャトリラ・ライズハート》をサーチして特殊召喚
《クシャトリラ・ユニコーン》からモンスター３体が並びます。そして、ランク７の《クシャトリラ・シャングリラ》をエクシーズ召喚しながら《クシャトリラ・ライズハート》で相手のデッキトップを裏側表示で除外できるので、そこに《クシャトリラ・シャングリラ》が反応して指定ゾーンを使用禁止。
《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を発動したので、《クシャトリラ・アライズハート》を「クシャトリラ」モンスターに乗せるだけでエクシーズ召喚できるので、あっという間に２体のエクシーズモンスター《クシャトリラ・シャングリラ》《クシャトリラ・アライズハート》が並び立ちます。
《クシャトリラ・アライズハート》の除外＆除去によるコントロールに加えて、《クシャトリラ・シャングリラ》が各ターンのスタンバイフェイズにデッキから「クシャトリラ」モンスターを呼び出すので三冠王量産体制を確立します。《クシャトリラ・アライズハート》はカードが除外される度に除外カードからエクシーズ素材を自己補給でき、除外されるとリソースを回収できる《六世壊他化自在天》《六世壊根清浄》を使い回す事で自分は除外環境を有利に立ち回れます。
展開の途中《クシャトリラ・ライズハート》でデッキの《六世壊根清浄》を除外する事で、《クシャトリラ・シャングリラ》のエクシーズ素材になっている《クシャトリラ・ユニコーン》を手札に回収できるので《クシャトリラ・ユニコーン》の１枚初動でありながら消費０の展開となります。《グリーン・ガジェット》を召喚して《レッド・ガジェット》をサーチするのと同じです。ちょっとスケール感が大きいだけです。
【ラビュリンス】が無限に《次元障壁》を打ってきてエクシーズ召喚できないのは困りますけどね。
ではまた！
