IGNITION ASSAULT
《ライトニング・ストーム》
なんぞこれ。ヤクザ?
《ライトニング・ストーム》は自分フィールドに表側カードが存在しない場合に発動でき、「相手の攻撃表示モンスター全滅」or「ハーピィの羽根帚」って。遊戯王にしては珍しい効果に選択肢のあるモード系のカードです。
ただ、その2つのモードが歴代禁止カードの両刃なので騒がれてる訳です。小学生が誇る僕が考えた最強カード。流石にPPAP。ガンブレード。カツカレー。
撃っても撃たれても面白いカード。のけぞり系デュエル。
これでモンスターに対する全体除去は
・《サンダー・ボルト》
・《ブラック・ホール》3枚
・《妨げられた壊獣の眠り》2枚
・《ライトニング・ストーム》3枚
ちょっと凄い時代になって来ました。【ライロアンデ】の時代に《ライトニング・ボルテックス》を有り難く使ってた記憶は遥か彼方。
現環境のメインボードでは破壊耐性持ちの《超雷龍-サンダー・ドラゴン》《転生炎獣ベイルリンクス》等の影響があるので限定的ですが、《ライトニング・ストーム》は前後のカードに触れるのでサイドカードとしての価値が非常に高い。
例えば、「《インスペクト・ボーダー》+伏せ」を敷いてくるデッキに対して、《ライトニング・ストーム》は対処したい方を退ける。両方への解答になり得る訳です。そんなんもうダメやん。もはや《邪神の大災害》を使う日なんて来るのだろうか。いやでも、《邪神の大災害》は【アーティファクト】を起動できるという役割がチラっと。
そんな新登場の汎用魔法カードの先で「《王宮の勅命》《魔封じの芳香》《魔法族の里》」といった《ライトニング・ストーム》を咎めるカードの価値が相対的に上がるのかなと。
《ライトニング・ストーム》に対して《宵星の機神ディンギルス》のような破壊耐性持ちを置いておく事も大切。久し振りに《スターライト・ロード》を決めたいなぁ。《大革命返し》《身代わりの闇》《偽物のわな》…いたちごっこだけど。とりあえず、魔法をカウンターする《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》は偉い。《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》も偉い。
ただ、《ライトニング・ストーム》の発動条件。「自分フィールドにカードが存在しない場合」という部分をクリアするアーキタイプ、難しいアーキタイプというだけで優位性が発生します。
例えば、【セフィラ】は「フィールド魔法・ペンデュラムスケール」を継続的に張ってデュエルを進行するので《ライトニング・ストーム》が発動できないシーンが生まれ、相手はケアせず動けるタイミングがある訳です。《炎舞-「天キ」》を使ってくる相手の《ライトニング・ストーム》はケアしない的な。
逆にフィールドに表側のカードを残さない【妖仙獣】【スピリット】【サブテラー】のようなデッキや、《ゼンマイラビット》《ヴェルズ・サンダーバード》《PSYフレームロード・Ω》のようなフィールドから消えるカードならば《ライトニング・ストーム》の発動を阻害しないという関係性が生まれます。
昔々、《聖なるバリア-ミラーフォース-》を警戒してモンスターを守備にしたように、攻撃表示モンスターを殲滅する《ライトニング・ストーム》は基本プレイに影響を及ぼす程のカードだと思います。
カード名の略し方はどうなるのかな。「ライスト」が丸い気がする。大穴で「トニングーム」。また1枚《抹殺の指名者》で止めたい、止めなきゃいけないカードが増えました。
ではまた!