ギルド屋さん

遊戯王

【制限改定】

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■『出ましたね。』




なぜ僕らはこうも「制限改定」というものに一喜一憂するのだろう?



そう考えて一晩経ちますが、「そんな事より新しいデッキ作りたくない?」と脳内デビルがスクランブルして、エッグになりました。



それでは早速参りましょう。




相も変わらずリミットレギュレーションを制限改定と呼ぶ僕らは



■『2018年7月1日からのリミットレギュレーション』


【禁止】

《キャノン・ソルジャー》
《トゥーン・キャノン・ソルジャー》
《マジカル・エクスプロージョン》


【制限】

《アストログラフ・マジシャン》
《調弦の魔術師》
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
《閃刀機-ホーネットビット》
《盆回し》


【準制限】

《エルシャドール・ネフィリム》
《エルシャドール・ミドラーシュ》
《SPYRAL GEAR-ドローン》
《SRベイゴマックス》
《D-HERO ディスクガイ》
《緊急テレポート》


【制限解除】

《WW-アイス・ベル》
《影霊衣の術士 シュリット》
《マスマティシャン》
《命削りの宝札》
《真竜の継承》




■【禁止】


  • 《キャノン・ソルジャー》
  • 《トゥーン・キャノン・ソルジャー》
  • 《マジカル・エクスプロージョン》



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先行キルは駄目よダメダメ。アカンばってんモラル理想。


じゃあ、なんなら良いって言うんだ!?


その点、最近思うのは「カードの応酬が起こる事」です。やり取りをするって意味ですね。そこでの取捨選択を巡る思考がカードゲームにおける面白さ、ドラマだとした時に、それが無いのは頂けない。



具体的なデッキとして、今期は【芝刈りユニオン】が《キャノン・ソルジャー》の先行キルプランを搭載していたので、そこにメスが入った形です。まだ《アマゾネスの射手》が健在云々はイタチごっこになるので、制限改定を通した「環境浄化メッセージ」としては充分。



その点、《マジカル・エクスプロージョン》の歴史は【ドグマブレード】【ジャンクブレード】【マジエク帝】というワンキル用途。それでしか使われないカードが野放しになってるよりは、カードプールの健全性をアピールできるのかなと。



大昔、《キャノン・ソルジャー》で《クリッター》を射出して能動的にサーチを使ったり、《スケープ・ゴート》で2000バーンを稼いでた時期が懐かしい限り。《洗脳-ブレインコントロール》と合わせてライフごっそりパターンもあったなぁ。《光の護封剣》で耐えながら毎ターン《キラー・スネーク》を弾に500バーンをコツコツ…



という古文書。







■【制限】


  • 《アストログラフ・マジシャン》
  • 《調弦の魔術師》
  • 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
  • 《閃刀機-ホーネットビット》
  • 《盆回し》



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【魔術師】をバッサリ、【閃刀姫】の出張パーツだった《閃刀機-ホーネットビット》は《十二獣モルモラット》みたいな枠。そして、【ABC】の悪行が祟り《盆回し》が制限カードに。



《盆回し》は相手にフィールド魔法を送り付ける部分を戦術として組み込んだ【Kozmo、古代の機械】系統の派生デッキが誕生したデザインとして面白いカードなので解放を待ちたいなと思います。ただ、《混沌の場》等を送り付けて、フィールド魔法に依存するデッキの息の根を止めてしまう点は問題があるかなと思います。


《セフィラの神意》のようなフィールド魔法以外でサーチがあるテーマなら問題ないですが、【ドラグニティ】は相変わらず合掌




《アストログラフ・マジシャン》はペンデュラムでなくとも、例えば【グレイドル】のような被破壊テーマに入れても楽しいカードだったので、ちょっと残念。パワーカードの《アストログラフ・マジシャン》を無駄遣いするのが最高というイタイ感覚。


《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》に《幽鬼うさぎ》を当てれば、もう出て来ない安心感はいいですね。ただ、コピー屋の《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》に寄せた構築になりそうで怖い。





■【準制限】



  • 《エルシャドール・ネフィリム》
  • 《エルシャドール・ミドラーシュ》
  • 《SPYRAL GEAR-ドローン》
  • 《D-HERO ディスクガイ》
  • 《SRベイゴマックス》
  • 《緊急テレポート》



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刑期を終えたカード達の釈放。


《緊急テレポート》は《超量士ブルーレイヤー》からのアドバンス召喚を組み込んだ【超量帝】で規制されてから久しいですが、他にも【Kozmo、霊獣、セフィラ】と活躍の場は多いので、嬉しい緩和。


サイキック族チューナーで、なんちゃって《グローアップ・バルブ》として機能する《リ・バイブル》が気になるところです。


それと何故かサイキック族はモンスターの位置を変える「《異次元の探求者》《トランスファミリア》」が在席しているので、《鉄騎龍ティアマトン》のような位置参照カードと合わせてみたいなと思います。




そして、《SRベイゴマックス》


【彼岸】の申し子として《彼岸の旅人 ダンテ》に、時には【十二獣】で《M.X-セイバー インヴォーカー》経由の《十二獣モルモラット》になりまくってましたが、投獄。【ゼンマイ、幻影騎士団】といったランク3デッキには全て入っていたレベルでしたね。



相方《SRタケトンボーグ》の素引きが懸念材料でしたが、時代は移ろいリンク素材として「《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》《クリフォート・ゲニウス》《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《グレートフライ》」等の活用の場が増えてます。



《SRタケトンボーグ》は場に風属性がいると手札から特殊召喚できるので、《トロイメア・ゴブリン》「綿毛トークン」「スチーム・トークン」といった汎用リンク展開においても加点材料になるのではと思います。



《SRベイゴマックス》はアドバンス召喚サポート、《水晶機巧-ハリファイバー》からシンクロ展開等、至る所で試してみたくなる1枚。召喚権を使わずにリンクマーカー2つを用意できるので《レスキューフェレット》の相方が増えました。レベル3なので《混沌球体》やら《クレーンクレーン》とのシナジーにも期待。



《トーテムバード》の素材としても強かったですが、今なら《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》のシンクロ素材としても使えます。






■【制限解除】




  • 《WW-アイス・ベル》
  • 《影霊衣の術士 シュリット》
  • 《マスマティシャン》
  • 《命削りの宝札》
  • 《真竜の継承》



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規制は組めるデッキが減りますが、逆に緩和は増えるので、構築においてはこっちの方が楽しみまでありますね。



《命削りの宝札》は【真竜、妖仙獣、チェーンバーン、幻煌の都パシフィス、クリフォート、AF、Kozmo、結界像】等、アーキタイプを支えるパワーカードでありながら、手札誘発を採用しずらくなるという時代に逆行するスタイルの構築が求められる面白い位置。レアコレ2に収録されたシクのお値段に注目です。



《マスマティシャン》は墓地肥やしのみならず、落とすカードによって自身のリンク素材としての幅を広げまくるので、ちょっと期待大。「《魔導原典 クロウリー》《Emトリック・クラウン》《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》《ワンダー・ワンド》」のような魔法使い族路線でも考えてみたいなと。




そんな訳で、ざっくり制限改定の話でした。禁止カードの整理をしてから、新制限の遊戯王を遊び倒したいと思います。





そして本日、《SRベイゴマックス》を買い足そうかなと思って、とあるチェーン店へ足を運ぶ我。ショーケースからレジに移ると店員のお姉さんが、「あれ?これ値段変わっちゃってるので、値札通りにしますね。」と言って、値札価格でショッピング。



カードゲームの激しいレートの乱高下に対応する為にフランチャイズ契約なり、価格表を買って素早く売り場に反映させると思うんですが、機能してない瞬間に立ち会ってしまった話。



それか、値札張り替え前ならレジでは値段を変えないマニュアル・サービスなのだろうか。とりあえず今は「また行こう」と思えるので、まんまとヤラれたまである。商売。




ではまた!