ギルド屋さん

遊戯王

【世界大会】

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世界大会


まずは、日本勢から「デュエルリンクス」の世界チャンピオンが誕生した事に拍手ですね。



決勝戦の内容も圧巻の幕引きで、《同胞の絆》でロケットスタートした【ギアギア】で完勝、準制限カード《アマゾネスの急襲》2枚を絡めて戦況を有利に運んだ【アマゾネス】、【魔導】を手にしたゲームでは《魔導書士 バテル》を裏にされ魔法を封じられると思った矢先に現れた《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》。


対【聖騎士】で装備魔法をカウンターする彼女はデュエルの女神に見えました。




トロフィーを掲げたチャンピオンは「上振れました。」という言葉を使ってましたが、予選含めて全勝という驚異的な戦績は、流石に女神の加護があったとしても説明が追い付かない偉業。素晴らしきかな。



やりたい事ができた、使いたいカードを使えた遊戯王はいいですよね。




デュエルリンクスも環境デッキや、使われている汎用カードが把握できていると、より大会を楽しめたので、また来年も世界大会のタイミングで再開しようかなと思います。








次にOCG部門について。


環境としては、規制を免れた【剛鬼】【オルターガイスト】【閃刀姫】の中に光る【トリックスター】という構図。



ちびっこ部門の決勝は【剛鬼】のミラーマッチだったものの、初戦・次戦共に《浮幽さくら》が一方的に直撃。《聖騎士の追想 イゾルデ》を失った側はトロイメアの相互耐性でお茶を濁そうとするも、《ヴァレルロード・ドラゴン》がトロフィーごと攫っていった感じです。



《SRベイゴマックス》→《M.X-セイバー インヴォーカー》→《聖騎士の追想 イゾルデ》で始まるリンク召喚は、《剛鬼再戦》も含めて圧倒的なデッキパワーを感じさせるものでした。世界制限で開催される「セレブレーションイベント」でも人気が出そうです。



【剛鬼】は戦士族が並びさえすれば勝利へのカウントダウンが始まるので、《切り込み隊長》+《浮幽さくら》からの《M.X-セイバー インヴォーカー》等、レベル3の手札誘発を攻め札に変換できる点も《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止のフィールドでは他のデッキと差別化になる強味ですね。



最後のトロフィーショットでは、栄光を手にしたアメリカのちびっこ選手を深く抱きしめるママの姿が印象的でした。ひたすら良いシーンで、物語があるなぁと感じましたね。




そして、一般部門の決勝。【トリックスター】対【オルターガイスト】なのでヒロイン対決と謳われていました。


メイン戦は、お互いに【剛鬼】や【閃刀姫】を意識した《御前試合》《群雄割拠》を表にするスローテンポな展開でしたが、置物に対して《オルターガイスト・メリュシーク》という解答がある【オルターガイスト】に軍配。《ハーピィの羽根帚》が禁止なのでメインギミックの器用さは武器になり得ますね。



次戦は【トリックスター】が初手で繰り出した《インスペクト・ボーダー》+《御前試合》がゲーム終了まで無双。



ターニングポイントだったのは、《インスペクト・ボーダー》で効果を封じられたオルターガイスト側が状況を打破すべく《天声の服従》で《インスペクト・ボーダー》の相討ちを狙うも、相手の《強欲で貪欲な壺》により残りの個体は全て飛んでいてスカったシーン。



《天声の服従》でライフコスト2000を払った事で、《インスペクト・ボーダー》でのクロックが1ターン早まった点も影響があったかなと。オルターガイスト側は、最大値のメリットを狙う為に思い切りのいい決断をする選手という所感です。




そして最終戦は、オルターガイスト側の《ライオウ》スタートに対して後手が《サイバー・ドラゴン》で処理という、時代錯誤もいいところの始まり。最高。



ただ、初戦の永続罠の鏡打ちで時間を喰った事もありエクストラターンに突入し、最後は《精神操作》で場を開けたトリックスター側がライフを取って幕引きという結果に。



このゲームでもオルターガイスト側は、《天声の服従》や《マインドクラッシュ》といったカード名を宣言するという、言語を違える舞台で、ある種のリスクを負っているカードを用いて決勝まで勝ち残ったという結果を世界大会で観れて良かったなぁと、つくづく。




大会の演出としては豪華な舞台セットや解説陣、カメラワーク、ライフ表示・カード表示といった部分でも進化が見受けられたので、eスポーツ化に向けて益々機運が高まっていくのかなと。


デュエルリンクスの解説に、公式側でないユーザーを招き入れているのも印象的で、ゲームをプレイした先に夢が広がる要素だなぁと。



eスポーツ市場は1000億円を超え、jリーグに迫る勢いだと聞きます。その一端を遊戯王が担っていけたら、コンテンツ全体の盛り上がりに繋がるのかなと思います。勢いに乗っかる系。



また、今回の世界大会はマクドナルド等をスポンサーとして迎え入れた事で、これから大型イベントを催す際、「参加費を徴収→賞金」に回してしまうと法令上危うかった部分も、クリアできていくのかなと思います。



という訳で、世界大会の話でした。

新進気鋭のリンク召喚も罠カードの応酬も観れたので、ザ・遊戯王という大会になっていたと思います。



また来年も楽しみ ^^




ではまた!