強欲で貪欲な壷
ありとあらゆるデッキで採用が試みられているドローソース。このまま浸透すれば先手後手の手札事情はより顕著になってきます。
罠寄りの受けるデッキは向かい風となりそうです。罠はいくら強力と言えども交換比率1:1程度ですが、モンスターはインフレにより簡単に1枚以上のアドを稼ぎ出すので、罠系デッキが使う「強欲で貪欲な壷」とモンスターで押し切るデッキの2ドローでは動きが通った際の開き方に差が出るのかなと。
もう1つ「強欲で貪欲な壷」が与える影響として、過去テーマの衰退加速。例えば、栄華を誇った【水精鱗】は制限指定により「深海のディーバ」が欠けています。デッキ内に貴重な制限カードが眠った状態での「強欲で貪欲な壷」の10枚除外はリスクがあり、何らかの規制を受けている過去テーマはそれだけでデメリットを背負ってると言えます。
逆にデメリットがないのは規制知らずの新しいカード達ですね。金太郎飴構築なら10枚除外をものともしません。
そして、いざ「強欲で貪欲な壷」を使うとなるとデッキを厚くする手法が取られますが、そうなると構築において必要となるスリーブの枚数が変わってきます。意味不明なお値段のスリーブを更に揃えなければならない苦悩たるや。
うっかり「強欲で貪欲な壷」を15枚集めてしまった者がお送りしました。それではまた。