主演
- 冥界騎士トリスタン
- 冥界の麗人イゾルデ
前回より続投、ランク8の無効屋「冥界の霊騎士ランスロット・不乱健」を主力とする冥界ファミリーと仲良くしてました。構築経緯を載せていきます。
《目次》
- デッキレシピ
- 若気の至り編
- ユニゾンビの役割
- 穴を埋めねば飯は食えぬ
【冥界アンデ】
ダーク・アームド・ドラゴン
冥界騎士トリスタン×3枚
冥界の麗人イゾルデ×3枚
ゴブリンゾンビ×3枚
ユニゾンビ×3枚
馬頭鬼×2枚
ゾンビマスター
シャドール・ドラゴン
BF-精鋭のゼピュロス
終末の騎士
ネクロガードナー
増援
悪夢再び×3枚
おろかな埋葬
簡易融合
ソウルチャージ
異次元からの埋葬
闇の誘惑
強欲で謙虚な壺×3枚
ハーピィの羽根帚
破壊輪
神の警告
聖なるバリア -ミラーフォース-×3枚
デモンズチェーン×3枚
「エクストラデッキ」
邪竜星-ガイザー
ブラック・ローズ・ドラゴン
月華竜 ブラック・ローズ
ダークエンド・ドラゴン
炎魔竜 レッド・デーモン
スクラップ・ドラゴン
閃光竜スターダスト
鬼岩城
希望皇ホープ
ヴェルズ・ナイトメア
ラヴァルバル・チェイン
鳥獣士カステル
No.22 不乱健
No.23 冥界の霊騎士ランスロット
旧神ノーデン
手札に揃えてナンボ
アンデット族の代名詞である「蘇生カード・シンクロ召喚」、エクシーズ期には「蒼血鬼」をループさせるランク4型も開発されてきました。【冥界アンデ】もエクシーズ型ですが、「手札にトリスタン・イゾルデを揃えてランク8に向かう」赴きの異なる戦法を取ることになります。
従来のアンデテーマは墓地肥やしを展開力に繋げてきましたが、【冥界アンデ】は墓地肥やしのみならず「トリスタンとイゾルデを手札に揃える」事に重点が置かれる訳です。
そこに至る前に試していたカード達は、「カードガンナー・クリバンデット・ツアーガイド・ダーククリエイター・ファントムオブカオス・忍び寄る闇…」と見事に"墓地肥やし"を要点とするカードばかりで、トリスタンとイゾルデを揃えるテーマの本分に添わないものでした。イゾルデに自身の効果以外での特殊制限があるので、墓地肥やし一辺倒では戦えません。
ツアーガイドからのリヴァイエールで馬頭鬼を再利用してウッシシなんて道を走っても、トリスタンとイゾルデは揃わない訳です。「クリバン⇒忍び寄る闇」と上手く運んだ際や、ダーク・クリエイターをランク8の素材にできた時はアドレナリン全開ですが、結局アンデット族のレベルを上げるイゾルデが無ければランク8への道は拓けないのでムラがありました。
脱却
クリバンやカーガンのランダム肥やしに頼るのではなく、確実なトリスタン・イゾルデのサーチ手段を画策。もちろんアンデット族の柱である「ゴブリンゾンビ」に手を伸ばしましたが、サーチ起動のタイムラグに悩まされる事態に。裏守備を叩いてくれる高尚なプレイヤーばかりではないので、手立てが必要です。
召集令が出されたのはレベル3チューナーである「ユニゾンビ」
サラっと手札を捨てられる効果と、デッキからアンデット族を墓地に落とす2つの効果を備えています。「ユニゾンビ+馬頭鬼orゴブゾン」という手札から⇒「8シンクロ+アンデサーチ」とする流れ。
タイムラグ無くゴブゾンを起動し、「トリスタンorイゾルデ」を選ぶことのできる動きです。ユニゾンビの効果を使用したターンはアンデット族以外は攻撃不可となりますが、闇属性を生かした「ダークエンド・ドラゴン」といった解決案も控えています。
ユニゾンビでレベルを上げる対象が自身しかいない場合は、8シンクロではなく「鬼岩城+アンデサーチ」という微妙な展開となりますが、このユニゾンビ。ステータスにも冥界ファミリーと噛む要素があり、闇属性・守備力0・アンデット族と「トリスタン・悪夢再び」のサルベージに対応しています。
例えば、「ユニゾンビ・ゴブリンゾンビ・トリスタン」という手札から「鬼岩城+イゾルデサーチ」と動き、返しに鬼岩城が落とされたとしても、次のターンには「トリスタン召喚⇒ユニゾンをサルベージ⇒イゾルデ特殊⇒冥界騎士ランスロットで鬼岩城を倒したモンスターを破壊」と動けます。冥界騎士ランスロットによる無効制圧と、返し手の受けを広げるユニゾンビを手にできるので悪くない動きです。
ユニゾンビは何の労もなくデッキから馬頭鬼を墓地に落とせるので、冥界騎士ランスロットが倒されたとしても「ユニゾンビ⇒馬頭鬼落とし⇒冥界騎士ランスロット蘇生」と呼び戻せます。エクシーズ素材がないのでランスロットの直接攻撃とカウンター効果は使えませんが、戦闘ダメージを与えた際の相手モンスター破壊は可能。馬頭鬼の使い道が広がります。
ユニゾンビで埋めたアンデットを「悪夢再び」からの2枚回収も至高です。
『悪夢再びのサルベージ』
- 冥界騎士トリスタン
- 冥界の麗人イゾルデ
- ゾンビマスター
- ユニゾンビ
- シャドールドラゴン
サーチカードである「忍び寄る闇」も試しましたが、ユニゾンビから落としたカードをサルベージできるのであればサーチも同義なので、手札を稼げる悪夢再びに軍配が上がりました。手札数は「不乱健・ゾンビマスター」の運用に関わるので重要です。
おまけ程度に「シャドールドラゴン」が悪夢再びに対応、おろかな埋葬の選択肢を増やす意味でも採用に至りました。相手の前後の脅威に対抗できるシャドールドラゴンの偉さたるや。
ここまでをまとめると
- トリスタンとイゾルデを手札に揃えたい
- やっぱりゴブリンゾンビだよな
- でもサーチを早くしたい
- ユニゾンビでシンクロしちゃえば早いやんけ
こういった経緯から骨組みに至った訳です。アンデットだけに。(決まった)
マスマティシャンではなくユニゾンビの理由は、ゴブゾンを早期起動できるか否か天秤にかけた結果です。ユニゾンビからのレベル8シンクロ(閃光竜)も有用となる場面があり、ここからの骨組み以外のカード達の話に続きます。
防御
トリスタンとイゾルデをゴブゾンから集めるという骨子は固まったので、脇を固めるカード達の採用。となると【冥界アンデ】最大の武器でありながら、最大の懸念材料である「冥界の霊騎士ランスロット・不乱健」に焦点を絞る必要があります。
"無効制圧"を旨とする両カードですが、無効にするだけで対象カードを破壊しないという大穴があります。不乱健は守備力1000を晒け出し、ランスロットも攻撃力2000と心許ない数値です。例えば、トリシューラを無効化しても殴り倒されてしまいます。
そんな"戦闘破壊の懸念"を払拭するためにピックした防御カード
- 終末の騎士
- ネクロガードナー
- BF-精鋭のゼピュロス
- 増援
- 異次元からの埋葬
- 破壊輪
- 神の警告
- 聖なるバリア -ミラーフォース-×3枚
- デモンズチェーン×3枚
ネクロガードナーは、不乱健やゾンビマスターの手札コスト、チェイン・おろ埋の選択肢として挿しておくと不乱健・ランスロットの保護に回れます。戦闘破壊さえ防げれば、返しに不乱健は攻撃力4500で殴りかかり、ランスロットならば直接攻撃⇒相手モンスター破壊と撃墜できるので攻撃を防げる事に意味があります。
「ネクガ」は馬頭鬼と共に異次元からの埋葬でリサイクルもできるので、超電磁タートルよりも優先しました。闇の誘惑やダムドといった都合もありますね。ただ不乱健・ランスロット成立時でないとネクガは弱いので、増援なり終末で数を稼いでます。
せっかく終末が入るならと、往年のゼピュロスとデモンズチェーンもセット採用。ユニゾンビからスクラップドラゴンの線もあるので、デモンズチェーンは仕事をします。
攻撃を防ぐという意味ではユニゾンビから「閃光竜・希望皇ホープ」を作り、不乱健・ランスロットを戦闘破壊の驚異から保護する事で賄える部分もあります。
以上、【冥界アンデ】の話でした。不乱健とランスロットが強力でありながらも戦闘に難がある不器用なコントロールですが、そこは時にトリスタンとイゾルデからのランク4でカバーしましょう。ネクガ2回分の希望皇ホープは偏差値高めです。
「希望皇ホープ」の攻撃ストップは自分のモンスターにも使えるので、【ネクロス】のヴァルキュルスケアにもなるという謎の締め。速攻のかかしに対するデモンズチェーンも同様です。
ではまた!
そろそろ【聖騎士】も組んでみたいなと企んでます ^^