気付いたら10種類
海外先行テーマ【Burning Abyss】を考えてみたの巻。下級モンスターからエクシーズ先まで、アドがアドを呼ぶ海外らしいデザインです。各種効果は以下リンクより飛べます。
【Burning Abyss】
Cir, Malebranche of the Burning Abyss×3枚
Graff, Malebranche of the Burning Abyss×3枚
Scarm, Malebranche of the Burning Abyss×3枚
Rubic, Malebranche of the Burning Abyss
魔界発現世行きデスガイド×3枚
エッジインプ・シザー
マスマティシャン×3枚
シャドール・ドラゴン
先史遺産コロッサル・ヘッド
おろかな埋葬
貪欲な壷
闇の誘惑
手札抹殺
暗黒界の取引×3枚
大嵐
ブラックホール
強制転移×3枚
月の書
マスクチェンジ・セカンド×3枚
The Traveler and the Burning Abyss×3枚
Fire Lake of the Burning Abyss×3枚
「エクストラデッキ」
Dante, Traveler of the Burning Abyss×3枚
Virgil, Rock Star of the Burning Abyss×2枚
虚空海竜リヴァイエール
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
トライエッジ・リヴァイア
機装天使エンジネル
ゴーストリック・アルカード
No.49 秘鳥フォーチュンチュン
発条機雷ゼンマイン
ダウナード・マジシャン
M・HERO ダイアン
M・HERO ダーク・ロウ
Burning Abyssの理念
とにかく無料でランク3を乱発できるテーマです。手札からの自己特殊に加え、墓地誘発によるサーチ/特殊召喚を駆使してエクシーズをグルグルやっていきます。
エクシーズ先となる主力「Dante, Traveler of the Burning Abyss」も墓地のテーマカードをサルベージできるので、本当にもうグルグル。
『シンクロ期→エクシーズ期』への変遷により移り変わった価値感として『フィールドから墓地に送られた~』というテキストがありました。
「クリッター・ゴブリンゾンビ・ダークソウル」といった白枠時代を築き上げたモンスターも新たな黒波には抗えず、続く【ヒーロー】の「シャドーミスト」のような条件の緩い墓地誘発モンスターに前線を譲った形です。
もちろん【Burning Abyss】は後者グループなので、エクシーズの申し子としてデザインされたテーマです。「ツアーガイド・マスマティシャン」といったデッキタッチによる下支えも含め、ランク3を乱発できます。
海外では捨てて良しの【Burning Abyss】を「因果切断・爆風・サンブレ」のコストに充てる罠型プランや、【シャドール】の融合素材としても使われていますが、「マスクチェンジ・セカンド」から「ダークロウ」だって呼べます。「セカンド」の手札コストにしても場の闇属性も【Burning Abyss】で補えば無料です。
もちろん戦闘破壊でも損は出ないので「強制転移」との親和性や、「マスマティシャン・おろかな埋葬」の選択肢に「シャドールドラゴン、先史遺産コロッサルヘッド」を仕込む事で「虚無系」による詰みも回避できます。
「エッジインプシザー」を「マスマティシャン」先として用意することでレベル3が並び「Dante, Traveler of the Burning Abyss」まで辿り着けるので、これも1枚挿してみました。3枚必須となる「闇・道化師のペーテン」よりスペースを喰わない点が◎
懸念までは届きませんが、アドの塊である【Burning Abyss】にしてもデメリットはあり、『自分フィールドに「Burning Abyss」モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは破壊される』という共通効果を持っています。
海外の初期型【Burning Abyss】に「補給部隊」が入っていたのも自壊が故の理由でしょう。逆に「機皇帝」とか使いやすいと思います。
それでも一応縛りとなり、「工作列車シグナルレッド」で攻撃を防ぎつつ隣にBurning Abyssを並べる動きや、ランク3の雄だからと【インヴォーカーブレード】のギミックは仕込み難くなっています。
基本となっているのは【Burning Abyss+罠】
そこに解決力として「RUM-アストラルフォース」や「風帝ライザー・邪帝ガイウス」、「開闢ソーサラー」がプラスされているレシピが多いですね。テーマエクシーズ/シンクロが光属性なので、これまた優遇されています。お神輿状態。
Burning Abyss=墓地誘発という図式の敵である「深淵に潜む者」を退ける為にも、罠型が主流なのでしょうか。エクシーズ主体というだけで【シャドール】の御馳走であり、主力であるランク3では耐性を持つ【クリフォート】にも苦戦を強いられます。
そこを看破するためにも【除去ガジェット】のように、アドを取れる前線+罠という見立てです。
ランク3をランク5に化かす「RUM-アストラル・ フォース」を挿す事で「Dante, Traveler of the Burning Abyss→プレアデス」、「グレンザウルス→ヴォルカザウルス」と対応力は上がりますが、YCSで優勝した【Burning Abyss】には採用されておらず。完璧なまでの罠型でした。「大嵐」が無いにしてもトラップ20枚って笑
その代わり「ビュート」が大嵐枠のキラーカードという認識でしたが、そこまで罠が積まれるとそれすら通らず【Burning Abyss】の物量ゲーに飲み込まれてしまうのでしょうか。
制限カードとなった「サンダーボルト」は必須には届きませんが、使われてますね。【クリフォート】のメインに採用されているレシピもありました。
「Calcab, Malebranche of the Burning Abyss」
「Alich, Malebranche of the Burning Abyss」
新段からは墓地誘発によりモンスター効果を無効化、セットカードをバウンスできるBurning Abyssも獲得しているので、相手ターン「神の写し身との接触」の仕事も手広く仕上がっています。
墓地が命となるテーマなので、来年の頭、海外における【ダークロウ】【ネクロス】の登場によりシェアは動くと思われますが、来日の際はどんな波が立っているのか。世界の販売ペースが違うなら違うとして楽しみ方はあるものです。
次回構想
【シンクロアンデ】