きらきら星
・２０２０年７月１日適用のリミットレギュレーション
▼「禁止カード」
《リンクロス》
▼「準制限カード」
《輝白竜 ワイバースター》
《ネクロフェイス》
《ローンファイア・ブロッサム》
《処刑人－マキュラ》
▼「制限解除カード」
《深海のディーヴァ》
《ドラコネット》
新制限についての巻
今回の制限改定で動いた各カードの考察回。これが終わったら禁止箱を引っ張り出してカード整理ってのが恒例行事になってます。
まずは、星になった《リンクロス》。リモートデュエルにおいて処理時間が長い事が好ましくない旨を小耳に挟んだので、主流の展開系デッキ【アダマシア、焔聖騎士、３軸シンクロ】等のシンクロギミックの御臨終も必要かなと。
相手が使った《灰流うらら》を《灼熱の火霊使いヒータ》で蘇生して《リンクロス》の流れに持っていく【焔聖騎士】に驚いた事を覚えてます。
他にも《リンクロス》の仕事は多岐に渡り、《オルターガイスト・ヘクスティア》を墓地へ送る、《氷獄龍 トリシューラ》《神獣王バルバロス》等の為にモンスター３体を用意する、《ヴァイロン・キューブ》→《虹光の宣告者》２体を絡めて儀式召喚、《飢鰐竜アーケティス》のドロー枚数増加などに貢献。小回りの効くカードなので名残り惜しい。
展開系デッキが萎む事によりアンチカードの《原始生命態ニビル》《増殖するＧ》の採用率に影響が出るかなと思いますが、直ぐ元に戻りそうなのが遊戯王。
今回の新制限で規制されたカードは《リンクロス》のみで、構築的には緩和されたカードが多い方ができる事が増えるので嬉しいですね。
例えば、《ローンファイア・ブロッサム》からの《ギガプラント》で植物族を蘇生して、ぐるぐるするデッキは元気になります。他にも《ローンファイア・ブロッサム》→《ローンファイア・ブロッサム》→《イービル・ソーン》の分裂から《貪欲な壺》までがスムーズに。
植物族の初動が準制限になったという事は、《光の王 マルデル》を経由して《王の舞台》をサーチする事で【ジェネレイド】の動き出しに貢献する等、有り難い存在です。
続いて準制限に緩和された《ネクロフェイス》。《孤高除獣》からデッキ１０枚の除外が可能になりました。
除外をリソースとする【ネメシス、不知火、サンダードラゴン、メタファイズ、ライトレイ】といったテーマや、《トポロジック・ゼロヴォロス》の打点向上といったリターンに繋がります。デッキを組んでみたくなる緩和です。
そして、度重なる規制により【ドラゴンリンク】が死に体となった事で《輝白竜 ワイバースター》が準制限に、《ドラコネット》が無制限に緩和。
《輝白竜 ワイバースター》を特殊召喚する際の除外に《星邪の神喰》を反応させて、デッキから墓地に送るモンスターを何にしよう？とか考えちゃいます。除外繋がりの《ネクロフェイス》かな…
前回の改定でエラッタ出所を果たした《処刑人－マキュラ》は準制限に復帰。
フィールドから墓地へ送られると手札から罠カードを発動できるので、フリーチェーンでモンスターをリリースできる【インフェルノイド】で《処刑人－マキュラ》をリリース→手札から《煉獄の狂宴》を発動みたいな感じでテンポアップ。罠カードをサルベージできる「《リターナブル瓶》＋《処刑人－マキュラ》」みたいな動きも面白そう。
最後は久しぶりに３枚使えるようになった《深海のディーヴァ》。
《ゴヨウ・ディフェンダー》３体に化けて展開系に派生するも良し、《リチュア・ディバイナー》を呼び出して《天変地異》でドローを稼ぐも良し、《海晶乙女コーラルアネモネ》で水属性を蘇生するも良し、《森のメルフィーズ》のエクシーズ素材となってメルフィカードをサーチしても良しと。シンクロ以外の道も拓けてるのがいいですね。
海竜族をサーチできる《深海のアリア》から《深海のディーヴァ》にアクセス可能ってのもポイントです。デッキの軸にしやすいのは大切。
という訳で、制限改定の話でした。
準制限になった《ネクロフェイス》の除外をリソースにできるアンデット族繋がりで、【不知火】を作ってみようかなと企んでます。
ではまた！
