Vジャンプ 2019年3月号
2度に渡る読者投票を経て、「テーマ」及び「コンセプト」が選出された《HSRカイドレイク》。双方向デザインという企画の果てに生まれたのは、”勝負を決めるスピードロイド”
とりあえず…
■「企画負けしなくて本当に良かった」
シンクロモンスター
星8/風属性/機械族/攻3000/守2800
機械族・風属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
●相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果を無効にする。
(2):このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「スピードロイド」モンスター1体を手札に加える。
《HSRカイドレイク》についての巻。
シンクロ素材に「機械族・風属性チューナー」を要求するレベル8シンクロ。シンクロ召喚時にフィールド全壊 or 相手の表カード無効、また相手によって墓地へ送られるとスピードロイドサーチという効果を備えています。
「破壊・無効・サーチ」と強い事しか書いてない攻守3000/2800。文武両道。
雑に強いなんて揶揄されてますが、【スピードロイド】には同じレベル帯に《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》という先出しごっちゃんモンスターが覇権を握っている以上、全壊という後出しで意味のある効果を持った《HSRカイドレイク》は十分な存在感。エクストラデッキにおいても立ち位置があるのかなと。
相手ターンに《HSRカイドレイク》が倒されても《SRメンコート》をサーチする事で、相手モンスター全てを守備にしてターンを貰えるのもいいですね。返し・返されのデュエルを演出できます。
現状、シンクロチューナーには相手ターンにシンクロ召喚を仕掛けられる風属性・機械族は居ませんが、「《王魂調和》《王者の調和》《リサイコロ》」みたいなカードと組み合わせて相手ターンに《HSRカイドレイク》を投下したら、それはもう。それはもう。全壊。同じ仕事をするのにライフ半分を支出する《熾天龍 ジャッジメント》が泣いてます。
そして、《HSRカイドレイク》のシンクロにおいて課題となる「機械族・風属性チューナー」
■ » 遊戯王カードデータベース「風属性・機械族・チューナー」
【音響戦士】、【幻獣機】、《水晶機巧-ハリファイバー》の友達《幻獣機オライオン》や、《武力の軍奏》が光ってます。
属性や種族をイジれる「《A・ジェネクス・チェンジャー》《リプロドクス》《ジェノミックス・ファイター》《バスター・スナイパー》」等から《HSRカイドレイク》を目指すプランや、《SRアクマグネ》で相手モンスターをシンクロ素材として巻き込みながらシンクロ召喚を狙う形も面白そうです。
やんや書きましたが、インパクトが有りそうなのはレベル8シンクロを軸とするデッキ【レッドデーモン、アンデット族、ドラグニティ、グレイドル、スクラップ、バスターブレイダー】等に《王魂調和》を仕込んで、相手ターンに《HSRカイドレイク》をシンクロ召喚。全壊・全無効を狙う形。
《王魂調和》は裁定も強く、風機械チューナーでなくとも《HSRカイドレイク》を呼べる等、多種多様な縛りを抱えるシンクロモンスターを選べます。
例えば、《王魂調和》で墓地の《嵐征竜-テンペスト》と《ガード・オブ・フレムベル》を除外して《HSRカイドレイク》をシンクロ召喚。全壊なんて動きをされたら昇天。
以上、ざっくり《HSRカイドレイク》の話でした。そういえば増税があるので今年度のVジャン定期購読って、幾らになるんだろ。
ではまた!