■【電脳堺】
春巻
■【電脳堺】についての巻。
【電脳堺】はシンクロ召喚及びエクシーズ召喚で戦うパンダテーマです。中華における空想上の生物や仙人がモチーフになってます。
その戦術、もとい仙術は擬似的な《マクロコスモス》を内蔵しているレベル9のシンクロモンスター《電脳堺狐-仙々》で相手のリソースを締め上げながら、フリーチェーンで表側のカードを破壊できる永続トラップ《電脳堺門-朱雀》を構える事により戦況を優位に運びます。
【電脳堺】の各モンスターは3の倍数のレベルを持ち、「風属性・サイキック族」、「地属性・幻竜族」で構成されてます。それぞれのモンスターが手札から特殊召喚&デッキから電脳堺カードを墓地へ送る事ができるので、展開&リソースの拡充を同時に行なえる点が特徴的。
世界のナベアツ
【電脳堺】はレベル3の倍数のシンクロ、エクシーズの扱いに長けているので、戦闘ダメージが倍加する《炎斬機ファイナルシグマ》で斬りかかるも良し、レベル9モンスターを蘇生する《浮鵺城》を介して相手モンスターに沈黙を強いる《真竜皇V.F.D.》を押し付けるも良しという構造。
展開の途中、ドロー効果を備えたシンクロモンスターの《瑚之龍》《スターダスト・チャージ・ウォリアー》《飢鰐竜アーケティス》を経由できる事もメリットです。メインデッキからもエクストラデッキからもアドバンテージを得ていくスタイル。
《炎斬機ファイナルシグマ》はカードの効果を受けないので、自分の《天霆號アーゼウス》の墓地送りに巻き込まれないという勇姿を見せ付けてくれるものの、攻撃力3000なので《獣王アルファ》が相討ちを仕掛けてくるのが玉に瑕。
サイキック族
今回はサイキック族の拡張性を活かして《マックス・テレポーター》と《サイキック・リフレクター》をピックアップ。それぞれレベル9シンクロを展開できるので、除外屋の《電脳堺狐-仙々》を確立したいなと。
9月4日発売「遊戯王OCGストラクチャーズ」2巻付属の《電脳堺嫦-兎々》が自己蘇生するレベル6チューナーという露骨強化にも期待。レベル9シンクロや、ランク6の素材として重宝するマスターピースです。
そして、早々と【電脳堺】はトーナメントシーンで頭角を現しています。これからランク6が絡む動きとして標準装備となりそうなのが、《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》で相手モンスターを攻撃力0にして戦闘で屠ってから《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を経由した《天霆號アーゼウス》が着地。
エクシーズ素材を4つ抱えている《天霆號アーゼウス》なので、全体墓地送りを2回使えるという凶悪っぷりを発揮します。
トーナメントシーンにおける集合知・圧倒的な試行回数を経て、デッキが最適化していくのが最高にクール。何故の先に何故がある。
ではまた!