ギルド屋さん

遊戯王

【世界大会閉幕】

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世界大会決勝ラウンド


昨日、幕を下ろした世界大会2017。


とにかく驚愕&興奮&びっくらこいたで、元々はロンドン開催でしたが、テロがテロテロだったせいで急遽国内へチェンジした背景。


場所もコナミ自前のスポーツクラブだったので、正直期待してませんでした。が、始まってみるとそこは広大なアリーナ会場。レッド&ブルーで隔てられたスタイリッシュな空間に観客席、その両手には応援用グッズ。選手ステージも黒を基調としてクールに作り込まれていて、スモークやら紙吹雪、暗闇を切り裂くレーザー。輝かしい世界大会として映える会場となっていました。



そして何より「eスポーツ」を絡めたゲームスポーツとしての演出が施され、いきなり初代遊戯王のBGM&三味線&DJによるオープニング。頭おかしいんじゃないかと思いましたが、日本らしさや遊戯王にしか出来ない(やらない)演出に目を耳を奪われました。


前日の予選大会の延長だとばかり思っていたので、チアリーダーばりのレディースチーム登場には驚嘆するばかり。スポーティな姿だったので、ここは遊戯王のコスプレしてくれたら最高に盛り上がったのになと。【天気】の集団コスプレとか見てみたくないですか?その姿で天気予報して欲しい‥






OK。イベントの中身ですが、ちびっこ出場のドラゴンデュエル決勝戦は【チェーンバーン】vs【召喚獣真竜】。デッキはアレですが、両選手とも幼さたっぷりで、とてもかわいい。


《ダイス・ポット》がリバースして、あわや6000バーンを決めるかというシーンがあり、盛り上がってました。予選では《聖なる魔術師》で《命削りの宝札》を再利用なんてシーンもあって最高。


《ダイス・ポット》は流石に《召喚獣メルカバー》でカウンターされてましたが、マッチとしては【チェーンバーン】のソリティアで終わらずに一進一退でエクストラデュエルに突入。ここでも《召喚獣メルカバー》で押し込もうとしましたが、カウンターが間に合わず【チェーンバーン】が世界一の座を射止めました。最後が罠カードならカウンター成立でしたが《連鎖爆撃》が決め手。



ちょっと思ったのは、【召喚獣真竜】は終始《召喚獣メルカバー》でのビートダウンを選択してましたが、《真竜剣皇マスターP》で相手のエンドフェイズにセットを割るプラン。どちらが良かったのかなと。早々と《真竜剣皇マスターP》を融合素材として除外していたので、そこは気になりました。


《灰流うらら》の対象を《命削りの宝札》《裁きの天秤》のような手札を増やすカードに絞れば、バーンや攻撃無効を切り続ける事で息切れは必至。《真竜剣皇マスターP》を《業炎のバリア -ファイヤー・フォース-》を喰わない耐性で出して、リソース削りでも良かったのかなと。


面白いのは、このデュエルで《ダイス・ポット》の取引量が上がってる事。みんなサイコロ振りたいのね。6000バーン。






デュエルリンクスの決勝戦は、【トゥーン】ミラー、【トゥーン】vs【忍者】。片方が《トゥーン・キングダム》を全く引けずに事故事故で終戦。リスタートという初手を入れ替えるスキルを使ったにも関わらず、終戦。《赤竜の忍者》のバウンス効果でデッキトップを固定したのが決定的なシーンでした。やっぱドローロックはアレやね。



今度のエクストラパックでも【忍者】は強化されるので、とても楽しみ。ちなみに何故デュエルリンクスで【トゥーン】が強いのかと言うと、初期ライフ4000。そして攻撃力2000のダイレクトアタッカー《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》の存在。《トゥーン・キングダム》で3度の破壊耐性を見込みながら、安定2キルを達成できるからです。


そこに《ネフティスの鳳凰神》のような《トゥーン・キングダム》を破壊できるカードでメタゲームは回っています。






そして最後、世界大会一般の部は日本代表の1人が勝ち進み【真恐竜星】のミラーマッチとなりました。結果は終始丁寧に立ち回った日本代表の勝利!


《源竜星-ボウテンコウ》を《究極伝導恐獣》で裏にしてから処理する事でリクルートを封じる、相手の《竜星の九支》に対してチェーン1《ロストワールド》発動、チェーン2で《コズミック・サイクロン》を放つ事で《光竜星-リフン》蘇生のタイミングを与えず《虹光の宣告者》成立をケア。


今大会の海外勢はWWのチェーンの組み方等で《灰流うらら》をケアしてませんでしたが、日本選手は当たり前のようにやってました。勝ち負け以上に差があったように感じます。


両ゲーム共に決定打となった《真竜皇V.F.D.》で属性を指定する際、除外の《幻創のミセラサウルス》を指して、ジェスチャーで伝えていたのも印象的。世界大会ならではのシーンだなと。



言語を越えたコミニュケーションが叶う遊戯王。今大会は「eスポーツ進出」、「ARデュエル開発」とデュエルにおける新たなステージも披露され、有意義な世界戦になったんじゃないかなぁと思います。只でさえデュエルリンクス部門が増設され、楽しみが2倍になったというのに。


以上、世界大会の話でした。ではまた〜!