▼『霞の谷の巨神鳥』
【魔術師】
古き善き『忍者ver.』やってます。《増援》《忍者マスター HANZO》を合わせて7枚の《霞の谷の巨神鳥》によるコントロール体制。《マインドクラッシュ》《強烈なはたき落とし》等の妨害枠を攻防を兼ねる忍者⇒巨神鳥セットに丸々入れ換えてみました。
【魔術師】
霞の谷の巨神鳥×3
忍者マスター HANZO×3
魔装戦士 ドラゴディウス
慧眼の魔術師×3
賤竜の魔術師×3
相克の魔術師
竜脈の魔術師
竜穴の魔術師×3
EMドクロバット・ジョーカー×3
EMペンデュラム・マジシャン×3
エキセントリック・デーモン×3
増援
七星の宝刀×3
召喚士のスキル×3
ペンデュラム・コール×3
ハーピィの羽根帚
忍法変化の術×2
『エクストラデッキ』
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
ダイガスタ・エメラル
星守の騎士 プトレマイオス
星輝士 デルタテロス
Emトラピーズ・マジシャン
No.39 希望皇ホープ
セイクリッド・プレアデス
星輝士 セイクリッド・ダイヤ
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング
セイクリッド・トレミスM7
マジマジ☆マジシャンギャル
No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ
幻想の黒魔導師
幻獣機ドラゴサック
水精鱗-ガイオアビス
▼『巨神鳥体制』
羽根帚ケアからダメステ介入、手札誘発ケア、ゴーズケアまで何でもござれの《霞の谷の巨神鳥》。一番アツイ初動は《霞の谷の巨神鳥》と《EM ペンデュラム・マジシャン》をペンデュラム召喚して、隣に《星守の騎士 プトレマイオス》を並べる動きです。《霞の谷の巨神鳥》の2700打点を越えてくるホープのような相手に《セイクリッド・プレアデス》の保険加入。
何よりこの展開の強味は、《霞の谷の巨神鳥》を前に何もしなければ、相手エンドに更に素材を貯めたプトレマイオス⇒プレアデスに進化してバウンス。返しのターンに《霞の谷の巨神鳥》で手札誘発をケアした更なる展開を可能とする点です。《星守の騎士 プトレマイオス》が《ブラック・ホール》を見せられて弱い進化を強要させられるパターンも、《霞の谷の巨神鳥》が並んでいれば世界は平和そのものです。
《セイクリッド・プレアデス》に《セイクリッド・トレミスM7》を乗せ、そこに2枚目の巨神鳥を追加すると8100のワンキルにもなります。いきなり『鳥鳥鳥』でも8100出るので、遊戯王の攻撃力2700はズルい数値なんです。《冥府の使者ゴーズ》の全盛期もそんなこと書いてました。
▼『スケール事情』
そんな《霞の谷の巨神鳥》を扱う上でポイントになるのは、ペンデュラム召喚における『スケール8』つまり《竜穴の魔術師》の存在です。
スケール7の《エキセントリック・デーモン》や、テーマ制限があるスケール8の《EMドクロバット・ジョーカー》では《霞の谷の巨神鳥》を場に出す事は叶いません。巨神鳥の高スケールに必要なのは汎用スケール8を持つ《竜穴の魔術師》に他ならず、彼の増量の為に《召喚師のスキル》《七星の宝刀》を入れてる次第です。スケールにしろ魔術師のP効果にしても揃ってナンボの【魔術師】なので、サーチ・ドロー・圧縮カードの役割は大きいと思います。
サルベージ屋の《賤竜の魔術師》も関わってきますが、【魔術師】を相手にスケール8の竜穴を壊し続ける事で、巨神鳥を遠ざけるパターンも起こり得ます。
▼『忍者マスターの使用感』
【魔術師】の召喚権を《EMドクロバット・ジョーカー》と《忍者マスター HANZO》が住み分け。ランク4が欲しい時はピエロ君、巨神鳥なら半蔵さんといった具合です。《忍法変化の術》は使用後も場に残るので、《EMペンデュラム・マジシャン》の破壊対象としても最適でした。
《増援》の選択肢には半蔵さんに加えて《魔装戦士 ドラゴディウス》を追加してます。狙いとしてはからスケール2の調達、P効果の収縮で巨神鳥を守る、竜穴竜脈の手札コスト確保、戦士/魔法使い族サーチの噛み合いです。《EMドクロバット・ジョーカー》+《増援》と手札に揃った場合、半蔵とピエロ君が召喚権で喧嘩するパターンを避ける為にも選択肢となる《魔装戦士 ドラゴディウス》となっています。
▼『試運転』
今回は《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と《貴竜の魔術師》によるシンクロ召喚のパッケージをアウト。オッPのスケールが4なので《EMペンデュラム・マジシャン》の展開を先送りにしてしまう点が気になりました。
大きく勝ちに近付く『巨神鳥&プトレマイオス』を優先したかったので、初動が遅れるスケール4を省いた格好。逆に《EMペンデュラム・マジシャン》を優先してオッPを遅らせて…というのは、オッPのエンドフェイズ起動という遅さが更なる懸念。それならシンクロ召喚を含めて抜いてみようという事で、エクストラデッキも軽くなりました。
▼『エクストラデッキの話』
汎用以外の話をサクっと。
■《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》
《エキセントリック・デーモン》を重ねて引いた場合に生まれるランク3の選択肢。《エキセントリック・デーモン》の破壊効果で前後を空けた後、《Emトラピーズ・マジシャン》と並べてワンキルできる攻撃力3000のランク3です。3000+3000+2500=8500。《貴竜の魔術師》もレベル3ですが、間接的にレベル3となる《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を省いてしまった今回の型ではレベル3が並ぶというケースはレア過ぎてイマイチでした。
■《ダイガスタ・エメラル》
通常モンスターを蘇生できるので、レベル4×2から《竜穴の魔術師》を蘇生といった具合にレベル7の調達。更にはランク7への架け橋という役割を担えます。逆に《幻想の黒魔導師》はレベル7×2からレベル4の《竜脈の魔術師》を調達することで、ランク4への道を拓きます。シンクロ召喚型ならドラゴン族蘇生の《竜魔人クィーン・ドラグーン》が《ダイガスタ・エメラル》と似たような働きをするので、おすすめです。
■《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》
《賤竜の魔術師》を重ねて作るワンキル用ランク6。全ての相手モンスターの攻撃力を0にできるので、《Emトラピーズ・マジシャン》や《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》と並べると超ダメージを稼ぎ出します。攻撃力ダウンは永続なのでキル失敗時の保険的にも◎
ホープ名称として扱うカードですが、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》が乗れるのはランク4のみなので、ランク6の《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》では叶わぬ願い。
■《水精鱗-ガイオアビス》
《竜穴の魔術師》×2から呼べる王様。
彼の王政によりレベル5以上のモンスターは攻撃不可となり、つまり《霞の谷の巨神鳥》が城内のペットになる。相手ターンに干渉できる手立てが《星守の騎士 プトレマイオス》に加えて欲しかった枠ですが、要検討枠に。
他には闇属性の半蔵さんとピエロ君から《ヴェルズ・ナイトメア》も選択肢に入ります。特殊召喚された全部のモンスターを裏返すので、ペンデュラム召喚でも《次元融合》でも延命を叶える1枚。ペンデュラム召喚が自分ターンに1度きりなので、生きてターンさえ貰えば何とかなります。
▼『ん~戻そうかな』
以上、サクっと忍者型を試して来ましたが、シンクロを丸ごと抜いてしまった弊害もありました。バトルフェイズを快適に過ごすメテオバーストのヴァルキュルスやクラウンブレードのケア、マジシャンギャルで相手のヴェーラーを蘇生して爆竜剣士イグニスターPが狙えない等々です。半蔵ではなく忍法変化の術だけを引いてしまった場合も、ペンマジの破壊対象に出来なければマイナス1が続くのも困り者。ちょっとムラがあるかなぁと久し振りの忍者で当たり前ながら。