▼『発動タイミング』
■【問題】
《No.39 希望皇ホープ》の攻撃宣言に対して《ヴァルキュルスの影霊衣》の攻撃無効を発動。それにチェーンして《No.39 希望皇ホープ》の効果により自身の効果をストップさせる事で、《ヴァルキュルスの影霊衣》によるバトルフェイズ終了は防げるのか?という問。
結論は『できない』決着です。
《No.39 希望皇ホープ》の攻撃中止効果は誘発効果なので、必ず『チェーン1』に発動する必要があり、チェーン1《ヴァルキュルスの影霊衣》に対してチェーン2に《No.39 希望皇ホープ》を持ってくる事が不可となります。
▼『裁定』
Q:相手の《次元幽閉》に対して、《No.39 希望皇ホープ》の効果をチェーンして攻撃を止めることはできますか?
A:いいえ、この効果は誘発効果でスペルスピード1ですので、《次元幽閉》にチェーンをして発動することができません。
▼『類似』
先日発売された《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》の攻撃中止効果も《No.39 希望皇ホープ》と同様にチェーン1で発動する必要があるので、《ヴァルキュルスの影霊衣》のケアとして用いる事はできません。事務局にも電話確認したので、カードが違う的な裁定もありませんでした。
ちなみに《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》は攻撃を無効化できないとオッドアイズを特殊召喚できないという御達しです。
▼『アルマデス2号』
【魔術師】のヴァルキュルスケアは素直に《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》を立てて、バトルフェイズ中のモンスター効果使用を不可とするのが得策です。というか、メテオ君は縛りのない汎用シンクロモンスターなので、レベル7シンクロさえ出れば事足ります。《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》を作り、バトルフェイズに入ってから《幽鬼うさぎ》を気にせず《星守の騎士 プトレマイオス》を進化させるといった小技も効くので、何かと便利なメテオ君です。
【海皇】対【ネクロス】のマッチアップにおいて、《虹光の宣告者》で《ヴァルキュルスの影霊衣》をケアしたワンキルが1つの優位を生んでいますが、【魔術師】対【ネクロス】においてはメテオ君が同様の優位を生んでいます。デザイン的に後出しジャンケン感。
▼【ネクロス】対【魔術師】
相手ターンにおけるスケール破壊のために《グングニールの影霊衣》を立てても手札に予備スケールがあったり、スケール保護の《ペンデュラムコール》を使われた場合、盛大に裏目るのが難しいところ。
《ペンデュラムコール》、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》、《EMドクロバット・ジョーカー》、《賤竜の魔術師》、《揺れる眼差し》等のサーチカードにより相手の持っているスケールを把握できている場合。高低スケールの薄い方を《グングニールの影霊衣》で狙い撃つ事で次のペンデュラム召喚までのターンを稼げるので、相手のスケール事情は重要な情報源です。
【魔術師】は《マジマジ☆マジシャンギャル》《No.11 ビッグ・アイ》と略取系の返し手にも長けているので、盤面にリソースを吐き出すのはリスキーだなぁとも感じます。《奈落の落とし穴》から魔術師をまとめて守る《トーラの魔導書》《法眼の魔術師》も試してみよう。この手探り感が至高の時間。プトレマイオス横を平気で越えてくる巨神鳥の攻撃力2700も狙ってんのかなぁ…