いやー。なんだろうな。 【彼岸】が持ってるビートダウン感がとても好きです。 テーマとしては相手の脅威を除去する訳でもなく《永遠の淑女 ベアトリーチェ》からの《彼岸の悪鬼 ファーファレル》でテンポを取り、ライフを削ぐ。 リソース的に限られた時間を前のめりに戦い、活かし切る様。そして何より素晴らしい和名、彼岸。いいなぁと常々。 その理由は仕事人《彼岸の黒天使 ケルビーニ》。デッキ内の彼岸へのアクセスは勿論の事、リンク先のモンスターが破壊されないので《幻影騎士団ブレイクソード》を自壊させず相手の脅威を一方的に撃ち取る。 また、他人に拒否反応を示す彼岸と世界の仲を取り持ってくれます。《彼岸の黒天使 ケルビーニ》は非常に社会性を持ったモンスターなんです。 多国籍軍で戦ってる最中に《彼岸の旅人 ダンテ》の墓地肥やしの結果起こったラッキーを自壊に終わらせず、《彼岸の黒天使 ケルビーニ》がアドバンテージに反映してくれる。そんな事もあり、彼岸を並べやすくなった事でライフを取るスピードが早くなってるのがポイントですね。 相手ライフを《彼岸の悪鬼 バルバリッチャ》のバーン圏内に入れてしまれば、もはや勝利はその手の内に。 ■「セフィラと彼岸」 【彼岸】における進化はチューナーの《彼岸の悪鬼 ラビキャント》にも現れてます。このカード、チューナーでありながらシンクロ召喚の相方は彼岸のみというコミュ障っぷりですが、《水晶機巧－ハリファイバー》を経由する事で社会性を獲得します。 すっかりお馴染み《幽鬼うさぎ》《ＴＧ ワンダー・マジシャン》の２枚を既存の妨害手段《彼岸の悪鬼 ファーファレル》に追加してテンポを取り、ライフを削ぐ。 《水晶機巧－ハリファイバー》でレベル３チューナーが呼びやすくなったので《彼岸の詩人 ウェルギリウス》をシンクロ召喚しやすくなってるのもポイントです。フィールドに加えて墓地のカードもデッキバウンスできるので、墓地に置いておきたくない《覇王眷竜ダークヴルム》や《セフィラの神意》を対処できて助かります。 《復活の福音》のように万能身代わりとなる《セフィラの神意》があると、《智天の神星龍》に対する《幽鬼うさぎ》が意味を成さないので重要です。 これまで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が倒れないと出番が薄かった《彼岸の詩人 ウェルギリウス》ですが、《水晶機巧－ハリファイバー》を介して積極的に出せるようになったのがいいなと。 相手が置いてきた魔法罠に対して《永遠の淑女 ベアトリーチェ》から《シャドール・ドラゴン》を落とさずとも《ＴＧ ワンダー・マジシャン》が対応に回ってくれるのも助かり太郎。 ちょろっとミラーマッチを見越して《マスク・チェンジ・セカンド》を試してみましたが、【セフィラ】の《秘竜星－セフィラシウゴ》守備力２６００が怠くて、ダークロウ的にどうしようかな感。あと《彼岸の旅人 ダンテ》を飛ばしてくる《浮幽さくら》ちゃんね。 というか、新鋭《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》《水晶機巧－ハリファイバー》を獲得した【セフィラ】がやたらめったら強くて、今期も引き続き楽しみな存在。 フィールド魔法《セフィラの神託》のシンクロ召喚時の効果によりデッキトップに乗せた手札誘発を《水晶機巧－ハリファイバー》からの《フォーミュラ・シンクロン》、《ＴＧ ワンダー・マジシャン》で引けるのが本当にインチキ。《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の１ドロー効果でもいいってのが強くて泣けてくる。毎ターンＧ構えてる相手に勝つのはハードルが高い。 デッキから墓地に送りたいカードなら《グローアップ・バルブ》とも噛み合う《セフィラの神託》は本当に強い。《セフィラの神意》を墓地に置けば後々の《幽鬼うさぎ》ケア、《光竜星－リフン》なら追加展開、《輝竜星－ショウフク》で蘇生したいモンスター等々。 ただ、ペンデュラムを否定する《醒めない悪夢》が相当なので、《終末の騎士》→《亡龍の戦慄－デストルドー》からの《邪竜星－ガイザー》を解答として仕込みたいところ。ここは《ＴＧ ワンダー・マジシャン》でも可。 え〜【彼岸】の話でしたね。 相手に《鎖龍蛇－スカルデット》を出された時は《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で突っ込み、《鎖龍蛇－スカルデット》の正面に《彼岸の巡礼者 ダンテ》を特殊召喚。《鎖龍蛇－スカルデット》の攻守３００アップ効果の恩恵を受けられるので、攻撃力３１００となり戦闘破壊できます。 《彼岸の巡礼者 ダンテ》は相手効果の対象になりませんが、《鎖龍蛇－スカルデット》のパンプ効果は対象を取らないので平気。 ちなみに制限解除された《未来融合－フューチャー・フュージョン》で彼岸３種を落としながら《彼岸の巡礼者 ダンテ》を出せたりもしますが、まぁうん。 ではまた！ 
彼岸の話
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》加入により飛躍的な活躍を見せる【彼岸】。新制限トーナメントシーンにおける【ＳＰＹＲＡＬ】の後釜を担う程の存在感を放っています。
