ギルド屋さん

遊戯王

【ABC】

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ユニオン


一通りギミックを試して、「トランスターン・ガジェット・強欲で貪欲な壺」のシンプル構築になってます。《コズミック・サイクロン》を只の《サイクロン》にした理由なんかも含めて考察。



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■【ABC】

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銀河戦士×3
ゴールド・ガジェット×3
シルバー・ガジェット×3
A-アサルト・コア×3
B-バスター・ドレイク×3
C-クラッシュ・ワイバーン×3

ソウル・チャージ
ユニオン格納庫×3
テラ・フォーミング×3
トランスターン×3
ハーピィの羽根帚
サイクロン×3
強欲で貪欲な壺×3

神の宣告
神の警告
神の通告×3

【エクストラデッキ】
ギアギガント X
ダイガスタ・エメラル
恐牙狼 ダイヤウルフ
武神帝-ツクヨミ
深淵に潜む者
輝光子パラディオス
鳥銃士カステル
No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク
ガガガザムライ
サイバー・ドラゴン・ノヴァ
セイクリッド・プレアデス
サイバー・ドラゴン・インフィニティ
ABC-ドラゴン・バスター×3





シンプル


まず、最優先するのは攻防を兼ねる《ABC-ドラゴン・バスター》の成立です。



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サブギミックとして検討されるのは


・トランスターン
・ガジェット
・フォトンスラッシャー
・こけコッコ
・音響戦士
・同胞の絆
・スクランブルユニオン
・サイバードラゴン


それぞれ試したので感想を。







トランスターン・銀河戦士


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図抜けて頼りになるのが、ここ。「《ユニオン格納庫》×《トランスターン》」が「インフィニティ+ABCドラゴンバスター」ゲームエンド級となるのは周知の通り。低燃費の割に到達点が高く、6枚積める《ユニオン格納庫》と3枚積める《トランスターン》の2枚コンボなので、それこそ「セプスロ」より高い確率で発生します。



《トランスターン》から呼び出す《銀河戦士》は手札のABCモンスターを墓地へ送り、《ABC-ドラゴン・バスター》成立に尽力するコンボパーツ。ここのポイントは、《銀河戦士》の手札コストには「足りてないABCモンスター」が必要という点。そうなると、手札に足りないパーツを加える《ギアギガントX》が一歩抜き出た存在でした。



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数あるサブギミックの中で「《シルバー・ガジェット》《ゴールドガジェット》」を優先しているのも《ギアギガントX》に向かえるからで、属性種族のシンパシーから《トランスターン》で墓地へ送れるのも利点としてカウントできます。



フォトン・スラッシャー》は《増殖するG》《マジェスペクター・ユニコーン》を相手に上手いこと立ち回れますが、足りないパーツを探せる《ギアギガントX》が偉いなぁと。




  • 低燃費・高出力のトランスターン
  • 銀河戦士を使うので、ギアギガントXから必要なパーツを手札に補給
  • ギアギガントXを作れるガジェット



みたいな構築背景です。







ここが凄いぞユニオン


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そもそも【ユニオン】の強味は「ランク4の素材に使ったABCから《ABC-ドラゴン・バスター》が出る事」です。並んだABCを合体させるだけでは手札を《ABC-ドラゴン・バスター》に変えただけになってしまいます。



《針虫の巣窟》から《ABC-ドラゴン・バスター》が出るより、ABCを素材としたランク4からの《ABC-ドラゴン・バスター》の方が脅威的です。《恐牙狼ダイヤウルフ》が高騰の兆しを見せているのも、盤面に影響を与えながらエクシーズ素材を一気に墓地へ送り、《ABC-ドラゴン・バスター》へ向かえるからですね。



「格納庫⇒ランク4⇒ABCドラゴンバスター⇒分離⇒相手ターン格納庫⇒ランク4が2体」この流れでリソースに差が付いていきます。








基盤

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ABCモンスターの枚数は各3枚としてます。《ユニオン格納庫》はデッキからリソースを引き出すカードで、「サーチ・装備・相手ターン装備」と3回以上使えるパワーカード。



相手ターン格納庫は、《ABC-ドラゴン・バスター》の分離効果・《C-クラッシュ・ワイバーン》の手札から特殊と絡めて相手ターンであってもユニオンボーナスが発生します。ABCモンスターが各2枚だとすぐにデッキ内のリソースが枯渇して格納庫が停止してしまうので、各3枚と最大数を選んでます。







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ユニオン各3枚に合わせて《強欲で貪欲な壺》を試してみたところ、「《ABC-ドラゴン・バスター》《銀河戦士》《トランスターン》《武神帝-ツクヨミ》」とコストを必要とするカードが多い事もあり、手札プラス1は有り難い限り。



懸念事項だった《銀河戦士》の除外は、2枚あればエクシーズを作れるので1枚除外なら許容できます。既に《銀河戦士》《トランスターン》を持ってる場合は、優先して発動するといった強貪下振れケアもできるので採用へ。







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また、《銀河戦士》再利用に《ダイガスタ・エメラル》を起用してます。第一波を仕掛け終わったら《ダイガスタ・エメラル》で「銀河戦士・サイドラノヴァ・インフィニティ」を戻すと《銀河戦士》から再展開を仕掛けられます。デッキ内のリソース回復は《ユニオン格納庫》にも繋がるので、スタミナ面で大きく貢献してくれます。



「《ダイガスタ・エメラル》《輝光子パラディオス》」のような手札を稼げるランク4は、手札コストを要する《ABC-ドラゴン・バスター》の効果使用をサポートできる事もあり優先度は上がってくるのかなと。



ソウル・チャージ》も試していて、《A-アサルト・コア》《B-バスター・ドレイク》を含むモンスターを複数蘇生してユニオン化。そこからランク4を組んでユニオンを墓地へ送り手札を補給、そこから《ABC-ドラゴン・バスター》に流れるとランク4効果と相まって一気に捲りから制圧まで持ち込めます。




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《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》の小技としては、「自分のモンスターを吸収できる点」。大概は隣に居る《武神帝-ツクヨミ》《ギアギガントX》を吸収する事で埋めこまれているエクシーズ素材(ABCモンスター)を墓地に送れます。そこから《ABC-ドラゴン・バスター》爆誕です。《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》は攻撃表示モンスターのみ吸収できるので、エクシーズモンスターの表示形式は気を付けたい部分。



セイクリッド・プレアデス》を採用しているのは、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》が攻撃表示しか吸えない穴を埋めるためで、横向いてる《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の処理なんかを担ってくれてます。




もう1つ《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》吸収効果の効能は、自分の場を空けられる点。《ABC-ドラゴン・バスター》は場が埋まっていると分離できず相手ターン格納庫できないので、モンスター数の調整をしてくれるのが《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》です。







その他のサブギミック


《こけコッコ》・《トランスターン》の違いは展開ルートもそうですが、《ABC-ドラゴン・バスター》の隣に《旧神ヌトス》入りのランク4を置くか、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を置くかだと感じました。



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フィールド魔法に加えて、《武神帝-ツクヨミ》の関係で《ハーピィの羽根帚》が直撃するので、それを打ち消す《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を優先してます。対【ブルーアイズ】において《ソウル・チャージ》耐性が生まれるのも貴重。《ABC-ドラゴン・バスター》がいれば脅威は排除できるので、負け筋に蓋のできる《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》が偉いなぁと。



サイドインする「《虚無空間》《魔封じの芳香》」といった永続カードを保護して完封できるのも《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》の強味です。



痛恨となる《システム・ダウン》をカウンターできるのも偉大。魔法耐性を得られる《B-バスター・ドレイク》を装備しておく事でも《システム・ダウン》直撃を回避可能ですが、ただまぁ絶命が瀕死になる程度なので‥。《魔封じの芳香》による抵抗を。







サイクロンについて


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以前は《コズミック・サイクロン》を使ってました。ミラーマッチにおいてユニオンを除外でき、《テラ・フォーミング》を潰してくる《魔封じの芳香》対策、【メタルフォーゼ】【DD】を相手にすればスケールの《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》《マジェスペクター・ユニコーン》辺りを除外できます。



それらと天秤になりますが、自分のユニオンを破壊する事で《ABC-ドラゴン・バスター》に向かえるパターンがあるので《サイクロン》に変更。



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例えば、「ガジェット・格納庫・サイクロン」という手札。


格納庫からAをサーチしてガジェットで展開。

格納庫からBをユニオン化、サイクロンをBに放ちCをサーチ。

場のモンスター2体を合わせて武神帝ツクヨミ、手札のCを墓地へ送りABCドラゴン・バスター成立です。



先手後手、それぞれで仕事があるのが【ABC】における《サイクロン》の強味です。








サブギミック諸々


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サブギミックの中で候補から弾かれたのは「《同胞の絆》《スクランブル・ユニオン》」で、複数の特殊召喚を封じる《青眼の精霊龍》の前に無力なのが気になりました。ナチュラルメタが直撃するのは‥ただでさえユニオンの墓地効果を消してくるのでヤバいのに。



《スクランブル・ユニオン》は、シンクロ系統が使う《シンクロキャンセル》のようなカード。トリシューラ⇒シンクロキャンセル⇒トリシューラみたいな。有利をより有利にするのは間違いないですが、逆の時にどうにも使えないのが‥。




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次に音響戦士。やってる事は擬似的に《こけコッコ》《銀河戦士》《ガジェット》を選べる効果なんですが、スケールにモンスターを張り出す上に手札コストが必要な分、消費が増してます。スケール故に《魔封じの芳香》が効いてしまうのもマイナス。




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サイバードラゴン系のギミックは、《オーバーロード・フュージョン》からの《キメラテック・ランページ・ドラゴン》のみが《ABC-ドラゴン・バスター》成立に関わるもの。《サイバー・ドラゴン》2体が要求される遅さが気になりました。《E・HERO プリズマー》を混ぜて場に出していくと、《ユニオン格納庫》の装備効果を使えず無駄が出てしまうのも難点かなと。








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罠で頼りになるのは《神の通告》。《ユニオン格納庫》に対する《幽鬼うさぎ》、《トランスターン》に対する《D.D.クロウ》、《銀河戦士》への《増殖するG》のような避けづらい手札誘発を止められるのが有り難い限りです。




以上、【ABCユニオン】についてお送りしました。次回構想は【磁石の戦士】です!




それではまた〜 (*˘︶˘*).。.:*