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ドラグマ・リジェネシス

■ エクストラデッキのモンスターを墓地へ送る事で多彩なアドバンテージを得ながら戦う「ドラグマ」デッキ。遊戯王の第11期のメインテーマであり、《教導の聖女エクレシア》のご飯の食べっぷりから「白の物語」がアニメ化までされる人気テーマです。今にして思えば、「白」とは「白米」の事だと合点がいきます。
そんな訳で、『DOOM OF DIMENSIONS』で登場した新たな手札誘発《教導の雷霆フルルドリス》の巻。
《教導の雷霆フルルドリス》は、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在すると手札から特殊召喚してデッキから「ドラグマ」罠カードをセットでき、攻撃力2500のエクストラモンスターが相手フィールドに存在するとセットしたターンでも発動可能となります。
お馴染みの除去罠カード《ドラグマ・パニッシュメント》で破壊+αのアドバンテージや、《ドラグマトゥルギー》でデッキから儀式モンスターを呼び出せるので《おろかな重葬》を内蔵している《凶導の白騎士》でエクストラデッキのモンスターを墓地へ送る継続的なアドバンテージを得ます。これを後攻0ターン目にやってのける手札誘発という存在が偉大です。
また、《教導の雷霆フルルドリス》は「光属性・魔法使い族」なので、《断罪のディアベルスター》で相手フィールドのカードを破壊しながらエクストラデッキから特殊召喚できる《白き森の魔性ルシエラ》を経てサーチできる手札誘発の選択肢として《エフェクト・ヴェーラー》や、《教導の騎士フルルドリス》《妖眼の相剣師》に加えてオプションが増えました。《教導の雷霆フルルドリス》や、《教導の騎士フルルドリス》は相互ターンに手札から特殊召喚できるので、《一点着地》でドロー促進にもなります。



■ 新規の罠カード《凶導の聖獣》(ドラグマ・ビースト)がモンスターを蘇生・帰還しながらエクストラデッキのモンスターを墓地へ送れるので、これまたアドバンテージ。エクストラデッキの《幻獣王キマイラ》を墓地へ送れば、さらに悪魔族などの蘇生も捗ります。
《教導の雷霆フルルドリス》が攻守2500なので、攻守2500のモンスターをサーチできる《再世記》でサーチ可能という辺りから「ドラグマ」+「リジェネシス」デッキの組み合わせが構築の動線としてデザインされてますね。「リジェネシス」デッキのサーチ屋《再世の魔神 ベミドバル》が悪魔族なので、《天底の使徒》等でエクストラデッキから墓地へ送れる《幻獣王キマイラ》による蘇生や、《死霊公爵》によるサルベージに対応しているのも加点要素です。



■「リジェネシス」デッキの新規《葬世の神 デーヴァリーム》は、攻or守2500のモンスター2体を墓地から除外して自己蘇生でき、除外状態の攻or守2500のモンスターの数まで相手フィールド・墓地のカードをバウンスできます。《教導の大神祇官》を特殊召喚する際に墓地から攻or守2500のモンスターを除外しておくとバウンス枚数を稼げてお得です。
また、「ドラグマ」系のカードでエクストラデッキから墓地へ送る選択肢となる新カード《鉄獣式撃滅兵装“Mouser”》は、墓地へ送られるとフィールドのモンスターを裏守備にできるので、相手モンスターを裏守備にして《創世の神 デウテロノミオン》の攻撃力5000の貫通攻撃が唸る仕様になってます。
次回は、《真竜凰騎マリアムネP》によるマッチポンプ戦術を会得した「真竜」デッキの予定です。

ではまた!