死デッキとヒーロー
《死のデッキ破壊ウイルス》
通常罠
①:自分フィールドの攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。相手フィールドのモンスター及び相手の手札を全て確認し、その内の攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する。その後、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる。このカードの発動後、次のターンの終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
■ 【ヒーロー】は「シャドーミスト」を媒体として死デッキを放てる=クリッターのように実質無料となるので、新たな武器を搭載できる運びとなります。シャドーミストのサーチ方法も「エアー・増援・エマコ・アライブ・サモプリ」と多種多様。死デッキが浮かないのは心強い限りです。
さらにランク4テーマなので、闇属性・攻撃力0の「ラプソディ」や、「ブレイズマン→シャドーミストを墓地に送り攻撃力と属性コピー」といったサブ媒体も用意できるので、もうウィルスめっちゃ撃てます。
おまけにウイルスに付いたエラッタ『~その後、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる』という墓地肥やしとして利用されてしまうデメリットさえも、除外屋ダークロウが鎮座していればデメリットとして数える事はありません。恵まれた家の子です。
■【ヒーロー】に関連する緩和&規制された5枚をピックアップしてみました。
- 死デッキ
- 破壊輪
- ハーピィの羽根菷
- アライブ
- 簡易融合
■ シャドーミストを媒体とした死デッキの続きとなりますが、「アライブ→シャドーミスト特殊マスクサーチ1伏せ」は、十中八九ダークロウを踏まえた動きでしたが、これからは『マスクor死デッキ』というフリーチェーン天秤地獄。これダークロウを越える為の打点を用意したら死デッキでしたなんて結末が待ってる訳です。
ライフ
■「破壊輪」は難しい位置付け。アライブからのエクスカリバーに破壊輪を撃ち込まれたら負けです。逆にライフ半減のアライブを破壊輪が撃てないような数値に落とす為のライフ操作としても使えるので、これは実戦を積む他ない。エラッタにより相手モンスターしか対象に取れなくなった破壊輪ですが、「暗遷士カンゴルゴーム」による対象変更が面白さを増してます。ライフ保護的なカンゴルも見掛ける事になるのでしょうか。
■ ヒーローでは見かけませんが、ライフ操作という意味では「成金ゴブリンと破壊輪」も関係が出てくる組み合わせで、増えたライフ分だけ破壊輪の対象は増えるので、これまた難儀。ライフを攻めるカードが出たという事は「ハートランドラコ・リベリオンドラゴン」といった最後の詰めに使えるカードの立ち位置も変わってきます。破壊輪が計算に入る事によるフィニッシャーとして価値の上昇です。
親和性
■ あとは「バブルマンと緩和チーム」の相性の良さでしょうか。例えば、バブル特殊の為には手札を全て置く必要がありますが、次のターンのトップが大嵐と羽菷では雲泥の差です。
また、持ち札が「シャドーミスト・死デッキ」の2枚の場合、ウイルスを撒き散らしながらバブルサーチ→特殊→2ドローなんて挙動もプランに組み込めます。おいおいマイケル。そんな感じです。
■「大嵐・サイクロン・ツイスター・一陣の風」と伏せに関連するカードは、『風魔法』とも称され遊戯王の世界観の一端を担って来ましたが、ここに来て『ハーピィの羽根菷』の再誕。何が起こるか楽しみで仕方ない。なんかもうビュートなりブラックローズの全壊効果で麻痺してる部分があるなとは思います。
■「強者の苦痛」で弱ったキラートマトで死デッキ、「レスキューキャット」からのブラックパンサー→死デッキによりガラ空きとあったフィールドを駆けるエアベルン、【ライトロード】相手に致死的な損害を与える為の「封印の黄金櫃→死デッキ」。裁ける頃には死デッキで壊滅。ノスタルジープレイが思い起こされる日々です。
次回構想
【新制限評論】