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幻想魔族

■『BURST PROTOCOL』で登場する速攻魔法カード《幻惑の操手》(ナイトメア・ハンド)の巻。
《幻惑の操手》
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):デッキから幻想魔族モンスター1体を墓地へ送る。
(2):自分フィールドにレベル5以上の幻想魔族モンスターが存在する場合、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
■《幻惑の操手》は、デッキから幻想魔族を墓地へ送るフリーチェーンの《おろかな埋葬》に加えて、自分フィールドにレベル5以上の幻想魔族モンスターが存在する場合に《幻惑の操手》を墓地から除外して相手の墓地からモンスターを特殊召喚できます。
《幻惑の操手》は、発売時期的にコントロール奪取を主題とする幻想魔族テーマ「ヘカトンケイル」デッキのサポートカードです。《大陰陽師 タオ》の墓地効果で幻想魔族を蘇生できるので、相手ターンに《幻惑の操手》を経て《見えざる手ゴッドス》を蘇生すれば相手の墓地からモンスターの蘇生や、《幻惑の操手》で《見えざる手イブエル》《見えざる手ヤドエル》を墓地へ送れば、「ヘカトンケイル」モンスターの蘇生や、「ヘカトンケイル」魔法罠カードを墓地からセットできます。
また、《幻惑の操手》の相手モンスターを蘇生する効果は、融合素材として相手モンスターを利用できる《見えざる神ジャウザー》《見えざる幽獄》と合致します。コントロール奪取を兼ねる2種類のカウンタートラップ「《見えざる誘い手》《見えざる招き手》」を《見えざる神ジャウザー》のサーチ・サルベージ効果で構えて、マウントを維持するのが「ヘカトンケイル」デッキの勝ち筋なので柱となる《見えざる神ジャウザー》に繋がるカードは意義があります。




■《幻惑の操手》を墓地から除外して相手モンスターを蘇生できるという事で、「お互いのデッキのカードを墓地へ送る手段」を用いて《幻惑の操手》及び蘇生先となる相手モンスターの確保に繋がります。
ランク8の《真血公ヴァンパイア》が墓地肥やし+コントロール奪取を兼ねた安定択というスタートから、今回は《真血公ヴァンパイア》をエクシーズ召喚するランク8ギミックとして《光の黄金櫃》をピックアップ。
《破壊竜ガンドラG》で《魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール》を呼び出して、《滅びの黒魔術師》に置換する事でレベル8が2体並びます。おまけに《滅びの黒魔術師》からサーチした《ティマイオスの眼光》から《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が立つので、最終盤面が2種類の「ヘカトンケイル」カウンタートラップに加えて強固になるのがお得です。



■ 幻想魔族をサーチする《幻惑の見習い魔術師》及び《光の黄金櫃》をサーチする《魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール》が「攻撃力2000・守備力1700」と同じなので、攻守合計3700のモンスターをサーチできる《魂の造形家》から双方のギミックにアクセスできます。
他にも《魂の造形家》でサーチできる攻守合計3700のモンスターを探してみると、《K9-17号 イヅナ》が「攻撃力2100・守備力1600」だったので《K9-00号 ルプス》からランク5や、《影法師トップハットヘア》のリンク素材となるサブギミックとして用意できます。
トラップモンスターをエクシーズ素材とした《クロノダイバー・リダン》で相手モンスターをデッキトップにバウンスできるので、《見えざる手ガイガス》の相手のデッキトップ3枚をめくって、その中からモンスターを特殊召喚できる効果が確定ヒットになるのも沁みます。ガチャはガチャで楽しいんですけどね。




■ そんな訳で、《幻惑の操手》で幻想魔族の墓地肥やし+相手モンスターの蘇生を得た「ヘカトンケイル」デッキの話でした。
ではまた!
