▼『融合サーチ』
こんにちは。ストラクチャーデッキ【魔術師万歳】発売を明日に控えてます。7月の新弾に向けた組み合わせを閃いたので載っけてみます。
- 《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
- 《貴竜の魔術師》
- 《シンクロ・フュージョニスト》
いつものように場の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のレベルを3つ下げながら《貴竜の魔術師》を特殊召喚。そして《シンクロ・フュージョニスト》を召喚。レベル4+3+2=レベル9なので、《氷結界の龍トリシューラ》をシンクロしつつ《シンクロ・フュージョニスト》から7月発売となる《オッドアイズ・フュージョン》をサーチ。ちょっとお得感。万能カウンターを備える融合モンスターのボルテックなんちゃらへの布石となります。ただし、《貴竜の魔術師》はシンクロ素材に《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》以外のモンスターを使うとデッキの一番下に送られてしまうので、後々の《貴竜の魔術師》再利用を踏まえると損得はどっこいどっこいな気もする。
・2015年 7月18日「ディメンション・オブ・カオス」
■ 遊戯王カードWiki - 《オッドアイズ・フュージョン》
▼『ペンデュラム召喚の強味』
ペンデュラム召喚は、エクストラデッキに溜め込んだリソースの解放が強烈なので、ペンデュラムモンスターは場に維持する必要がありません。例えば、《古の森》《ヴェノム・スワンプ》《門前払い》といったカードでエクストラデッキや手札に送られる事は無害とも言えます。蛇テーマの【ヴェノム】…いやらしい妨害が多かった記憶。懐かしいな。除去に価値が置かれていた前代遊戯王の姿は影を潜めつつあると改めて。
▼【クラウンブレード】の話
- 《Emトリック・クラウン》
- 《H・C サウザンド・ブレード》
本家Vジャンプでも紹介されていた沸き出るランク4軸デッキ。メインギミックとなる2体が場に戻るので、後続リソースを手札に貯める【テラナイト】とは違ったランク4の動きをします。
とりあえず組みました。入賞デッキを眺めると《クラウンブレード》の枚数が抑えられているものが大多数。いやいやメインギミックなんだから3枚でしょという事で、フル投入で1発戦ってみました。
すると手札に…
- 《Emトリック・クラウン》
- 《H・C サウザンド・ブレード》
仲良く引いた。そりゃそう。入ってるから。そして何も起きない。起きようもない。
【クラウンブレード】を引く事が目標ではなく、メインギミックとなる2枚を"墓地に揃える"事がランク4連打へのスタートラインという再確認。
それに必要で最短となるルートは、メインギミック2枚のどちらかを素材とした《ラヴァルバル・チェイン》を組み、メインギミック2枚を墓地に揃える事です。そこから隣に《星守の騎士プトレマイオス》の構えが鉄板です。
「チェイン・プトレマイオス」に対して《聖なるバリア -ミラーフォース-》を3枚伏せたとしても無力です。相手エンドに素材を4つに増やした《星守の騎士プトレマイオス》は《セイクリッド・プレアデス》となり、相手ターン及び自分ターンに伏せ2枚を排除。クラウンブレードが場に戻っているので、《恐牙狼ダイヤウルフ》から残る伏せを破壊。再びクラウンブレードは舞い戻り、「チェイン・トレミス・ガガガザムライ」の並びから8300ダメージで絶命です。
というわけで、【クラウンブレード】がゲームを作る上で必要なのは『メインギミックどちらか1枚+チェインを作る手段』となります。例えば、この願いを1枚で叶えてしまうのが《H・C 強襲のハルベルト》で、特殊召喚から攻撃して《H・C サウザンド・ブレード》をサーチ。そのままメイン2に召喚して『チェイン⇒クラウン確保⇒プトレマイオス』と先のパターンに持ち込めます。
【クラウンブレード】に対する攻守1800以下のモンスターは《H・C 強襲のハルベルト》の脅威に晒される存在。更にフィールド魔法《召魔装着》の300パンプや、《ジュラゲト》による1000パンプが彼の腕っぷしを支えます。ちなみに「パンプ」とは「パンプアップ」の略で、攻守を上げるカードの俗称として昔使われていた言葉です。すっかり死語。
また【クラウンブレード】のメインギミック2枚のサーチ手段の豊富さから採用数が抑えられている事も把握。
- 《H・C 強襲のハルベルト》
- 《魔装戦士 ドラゴディウス》
- 《ブリリアント・フュージョン》
- 《おろかな埋葬》
- 《増援》
- 《Emダメージ・ジャグラー》
これらが間接的にメインギミックとなるので、残るは《ラヴァルバル・チェイン》へのルートのみです。その構築に各人の個性が出てますね。
▼『穴』
【クラウンブレード】デッキ全体のウィークポイントとしては、チェイン+エクシーズを並べるので、《超融合》⇒《旧神ノーデン》にゴチられるところ笑
それはまぁ愛嬌みたいなものですが、《Emトリック・クラウン》自己蘇生に必要なライフ1000を狙われる点も気になりました。前のめりビートダウン+《破壊輪》のような汎用パターンから、例えば【インフェルノイド】なら《インフェルノイド・ネヘモス》+《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》による3000+4000=7000ダメージのパターンです。
むしろ《Emトリック・クラウン》の自己蘇生にはターン制限があるので、《インフェルノイド・アドラメレク》や《No.107 銀河眼の時空竜》が誇る連続攻撃にループが途切れてしまう懸念も。まだ打点だけの《No.62 銀河眼の光子竜皇》なら救いはありますが、そもそも【インフェルノイド】が墓地除外軍団なので、安直に《ラヴァルバル・チェイン》に向かえない点も困り者です。
ちょこっと回すだけで、デッキに必要な要素と欠点が顕になるんだから遊戯王面白い ^^
以上、【ヴェノム】元気にしてっかなの話でした。明日【魔術師万歳】取りに行けたらいいなぁ。ではまた!