■『新制限 2015.10』
スターライト速報のフラゲにより世に出た新制限。書籍系のフラゲは地方になるほど発売日に合わせるための配本が早くなるそうです。では、書籍だけに本題へ。(決まった)
【禁止】
「旧神ノーデン」
「星守の騎士 プトレマイオス」
【制限】
「E・HERO シャドー・ミスト」
「グローアップ・バルブ」
「慧眼の魔術師」
「深海のディーヴァ」
「影霊衣の術士 シュリット」
【準制限】
「イビリチュア・ガストクラーケ」
「クリバンデット」
「水精鱗-ディニクアビス」
「精神操作」
「月の書」
「光の援軍」
「封印の黄金櫃」
「闇の誘惑」
「竜の霊廟」
「六武の門」
「堕ち影の蠢き」
「死のデッキ破壊ウイルス」
【制限解除】
「E・HERO バブルマン」
「オネスト」
「混沌帝龍 -終焉の使者-」
「混沌の黒魔術師」
「発条空母ゼンマイティ」
「フォーミュラ・シンクロン」
「BF-疾風のゲイル」
「マンジュ・ゴッド」
「簡易融合」
「魔法石の採掘」
「転生の予言」
「奈落の落とし穴」
■『パッと見』
規制カードは少なく、緩和カードが目立つ新制限です。サプライズとしてグローアップバルブが制限に戻ってますが、一足先に海外で緩和されるも現状使われてません。ペンデュラム期に魔法キラーのナチュルビーストが出せるチューナーの緩和は驚きましたが、ナチュルエクストリオ同様に幽鬼うさぎ・ブレイクスルースキルのような汎用対策も効くので平気という評価でしょうか。(ナチュビの魔法無効は解決時にナチュビが居なかったら不発なので、うさぎ恐い)
■『環境への影響』
東西選考会、世界大会、この3ヶ月間(前回、改訂が無かったので6ヶ月)使われたデッキへの影響について。
■【EMEm】
現状、圧倒的な使用率・勝率を誇るアーキタイプ。ペンデュラムテーマながら揺れる眼差しをカウンターできるダメージジャグラーが狡いです。根幹としてはクラウンブレードですが、キングレムリンを取り入れるなどユーザーによるチューンが施された印象が強くあります。
10月にはスケールを1枚で揃える悪童モンキーボードが控えている事もあり、否応にも冬の時代を予感させます。モンキーボードの強さの1つは、『スケールを揃える=ペンデュラムマジシャンを特殊召喚できる機会の増加=ドクロバットによるループ開始』という勝ちムーブに繋がる点です。お家帰りたい。
ショックルーラーやチェイン禁止が望まれましたが完膚なきまでに放置。ショックルーラーは集英社を宣言できませんでした。
ペンマジを買い戻す動きが急速に拡大、他の上位テーマが軒並み弱体化した以上【EMEm】に【帝王・彼岸】が挑むという形で始まる事は確定的です。敵わなかった場合は死の数ヵ月を覚悟しなければなりません。プトレマイオスからの闇属性殺しセイクリッドダイヤが消えた事による【彼岸】の芽に注目です。
■【E・HERO】
規制なり緩和で動いたカードは
旧神ノーデン
星守の騎士 プトレマイオス
E・HERO シャドー・ミスト
E・HERO バブルマン
シャドーミストを金魚なり蘇生で使い倒すプランは瓦解。特に2枚目以降の金魚バーグの使い道が薄れたのが痛い。ダークロウが薄くなれば他のランク4テーマと大差ないですからね。旧神ノーデンが消えた事により超融合でエクシーズ2体を吸われる事が無くなったのは吉報ですが、【EMEm】のデッキパワーが削られてない以上フェードアウトかなと。
■【影霊衣】
・影霊衣の術士 シュリット
・マンジュゴッド
今年の世界大会がシュリット制限でも、影カタストルや戦士の生還による再利用で戦えていました。ディーバ制限により混ぜ型は消えましたが、禁止予想だったリリーサー残留もあるので、まだ芽のあるテーマだと思います。
■【魔術師】
・慧眼の魔術師
強味だった賤竜の魔術師による慧眼リサイクルや、スケールを揃えて巨神鳥・マジェスペクターユニコーンの確率が落ちる事になります。オッドアイズにターンを捧げてる時間は我々にはあらず。【彼岸】に対して脱出持ちのユニコーンが強いので残念。
■【テラナイト】
・星守の騎士 プトレマイオス
このカードが逝くという事は
《アーティファクト−デュランダル》
《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》
《セイクリッド・プレアデス》
《始祖の守護者ティラス》
《終焉の守護者アドレウス》
《重機王ドボク・ザーク》
《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》
《発条装攻ゼンマイオー》
《外神アザトート》etc.
これだけの選択肢が消える事です。いくら罠を積もうにも裏目があった際、その穴を埋めていたのがプトレマイオスでした。特に【テラナイト】はプトレマイオスを『天架ける星因士・神星なる因子』と使い道を広げて戦えていたデッキなので、他のテーマより被害甚大です。
■【海皇】
・水精鱗-ディニクアビス
・深海のディーヴァ
先行ムーラングレイスの確率を落として、貯まりがちなヘイトを薄めてきました。ただ、狙撃兵の攻撃を止める【EMEm】のダメージジャグラーが無理すぎるのと、ペンデュラム召喚による無限リソースに対してデッキ内の海皇が有限となる不利が付きます。キャットシャーク(重装兵)でスケールを割る姿が健気。ワンキルを狙おうにも先のダメージジャグラーによる延命があるので、難しいマッチアップです。魔デッキが流行ってるのに手に取る意味は…
■【インフェルノイド】
■【クリフォート】
■【列車】
■【アーティファクト系】
■【ヴォルカニック系】
■【クラウンブレード系】
デッキパーツの変動は無かった群ですが、プトレマイオス⇒ダイヤが消えた事で推理ゲートが通るようになり、【彼岸・EMEm】を止めるアーティファクトデスサイズは健在。また隙間産業的に活躍できそうです。
■『新制限デッキ始まるよ』
今回動いた各カード1枚ずつに思うことは溢れますが、デッキを考えながら纏めていこうと思います。
・次回構想【新制限デッキ 1】
もちろんアンデット系でいきます ^^