とある時代の覇者となった森の番人グリーンバブーン。そのエラッタ後に生まれた森の狩人イエローバブーン。巨大ネズミ自爆でバブーン呼び出してたのが懐かしい限り。そして、マキシマムクライシスより到来。脅威のスペックを誇る『バオバブーン』、いやもう本当に過去を置き去りにするユーティリティカードがお目見えします。 ▼「めっさ強い事しか書いてないねんけども」 まず、バオバブーンの召喚・特殊時に手札１枚をデッキボトム・トップに戻す事で１ドローに置換。ノーコストかつタイミングを逃さず、不要牌をデッキに埋めながらのドロー促進です。手札を戻すのは効果処理なのでヴェーラー喰らって戻し損みたいな事も起きない。 手札を戻せる有用性は天井知らず。ペンデュラムのサブギミックとして採用されていたクリフォートツール＆アセンブラや、サーチ先としてデッキで大人しくしていて欲しい白き霊龍やアーティファクト、ＷＷスノウベル、ヴォルカニックのバックショットやバレット、王家の生贄を使う前に手札の余分なモンスターをドローに置換、被ったフィールド魔法や２枚は要らない王宮の鉄壁のような永続カード、ターン制限のある増殖するＧが２枚あったら片方を変更、ブラックマジシャンやレッドアイズのようなデッキ内に居て欲しいカード等など、手札入れ替えの有用性は書き切れません。 しかも、デッキに戻す手札はデッキボトムとデッキトップを選べるという有能っぷり。デッキボトムならば再度引く事は限りなく無くなり、デッキトップに固定する事でおいしく使えるカード群とシナジーを形成します。例えば、真実の名、ＲＵＭ七皇の剣、天変地異コントロール、ピースの輪、ＩＦデーモン、森羅、黒の魔導陣、Ｄ－ＨＥＲＯ ダイヤモンドガイ、バージェストマ・アノマロカリス、絶対王 バック・ジャック、グローアップバルブといったデッキトップを参照するカード達を活かせます。 バオバブーンは手札を戻す場所が固定されているのでシャッフルする手間や時間も要らない。デュエルのテンポ的にも素晴らしい。本当に出木杉君。 そんなバオバブーンですが、破壊されると２体に増えるというワカメもびっくりの増殖能力を持ってます。当然のようにタイミングを逃さず、しかも出てきた２体はそれぞれ手札入れ替え効果を使えるので、都合３回の手札入れ替えという。どんだけ手札の質が良くなるんだ。 バオバブーンが破壊される場所や方法も指定がないので、魔デッキされようが会局しようが炎王の孤島でも激流葬に巻き込むでもスクラップドラゴンで破壊するでもドランシアで割るにしてもメタルフォーゼのＰ効果なり天空の虹彩やドラゴニックＤの破壊先として、荒れ狂う背反の料理人、強制転移、死のマジックボックス、フレグランスストーム、ブラック・ガーデン。もう充分だ。やめてくれ。爆導索でバオバブーン起動されたらもう負けでいい。 バオバブーンは植物族ってのがまた強くて、ロンファやメリアスの木霊、増草剤、超栄養太陽、ギガプラントといった展開カードの多さに支えられまくり大将。植物族がデッキに増える事でスポーアやフェニキシアン・クラスター・アマリリスの使い勝手も向上と言う事なし。 バオバブーンの増殖効果でレベル３の闇属性が２体並ぶって事は、スターヴ・ヴェノムやランク３の呼び水にもなるので本当になんなんでしょうか。彼岸や幻影騎士団、インヴォーカーのような鍵となるエクシーズは溢れてる訳でして。怨邪帝ガイウスのアドバンス召喚でプラス効果を引き寄せたりと闇属性である恩恵は計り知れず。何より闇属性のバオバブーンが３体、つまり墓地闇３からダーク・アームド・ドラゴンが降ってきたら。もうお母さん呼ぶしかない。ダーククリエイター、ダークネフティスは許せるけどもダムドはお母さん。 バオバブーンの中途半端にある攻撃力１２００も十二獣ヴァイパーに突っ込める数値だったりして、本当に気になりまくる存在です。貪欲な壺やダイガスタエメラルで増殖効果を再利用なんて最高。バオバブーン。以上、勢い考察でした。それではまた〜 
バブーンと言えば
星3 闇属性 植物族 1200/1000
① : このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。
② : このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「バオバブーン」を任意の数だけ特殊召喚する。
なぜ増える
【バオバブーンの話】
《バオバブーン》
