∇ 目次
エンタメイジ
■『RAGE OF THE ABYSS』収録の《Ｅｍボール・ライダー》によって、きっちり着実に強化された「Ｅｍ（エンタメイジ）」デッキの巻。
「Ｅｍ」デッキは、魔法使い族のペンデュラムモンスターを起点として、効果ダメージに関する効果を持つランク４～５のエクシーズモンスターを展開するテーマです。フィニッシャーの《Ｅｍトラピーズ・ハイ・マジシャン》は、《Ｅｍトリック・クラウン》等で生じるセルフダメージを相手に押し付けながら、攻撃力２７００で３回攻撃のワンキル仕掛ける傑物。
まず、新入り《Ｅｍボール・ライダー》のモンスター効果は、場に「Ｅｍ」モンスターがいると手札から特殊召喚でき、場に出た際にデッキから「Ｅｍ」モンスターをエクストラデッキに送る、または場の「Ｅｍ」モンスターを破壊できるという事で、ペンデュラムデッキの必需品《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のような「エクストラデッキ肥やし＆自壊トリガー」をテーマ内に獲得しました。
《Ｅｍヒグルミ》を《Ｅｍボール・ライダー》で破壊すればデッキから「Ｅｍ」モンスターを特殊召喚できるので、展開力アップに直結するシナジーです。「Ｅｍ」モンスターをサーチできる《ＥＭファイヤー・ダンサー》や、《Ｅｍダメージ・ジャグラー》で《Ｅｍボール・ライダー》＆《Ｅｍヒグルミ》のペアを揃え、いざ展開という流れをテーマ内に用意できます。
そして、《Ｅｍボール・ライダー》のペンデュラム効果は、エクストラデッキから「Ｅｍ」Ｐモンスターを墓地へ送り、そのスケールの数値分《Ｅｍボール・ライダー》のスケールがアップするので、ペンデュラム召喚の際に上下いずれのスケールとしても使えて便利。消耗戦の末のトップデッキも《Ｅｍボール・ライダー》で受け入れが広がるので偉大です。
初期スケール３の《Ｅｍボール・ライダー》はスケール６の《ＥＭファイヤー・ダンサー》を墓地へ送ればスケール９となり、レベル６の《マジェスペクター・ユニコーン》をペンデュラム召喚で送り出してフリーチェーンのバウンスを構えられるので、スケールの変動効果はテーマ外との連動も促進します。
■「Ｅｍ」デッキの着地点としては、ペンデュラム召喚で場に出力したモンスター達を《Ｅｍウィンド・サッカー》でレベル５に揃えて、ランク５の《Ｅｍ影絵師シャドー・メイカー》をエクシーズ召喚する事で《ＲＵＭ－マジカル・フォース》をサーチ。これで魔法使い族のエクシーズモンスターを蘇生しながらランクアップできるので、攻撃力２７００で３回攻撃できる《Ｅｍトラピーズ・ハイ・マジシャン》でワンキルや、《CNo.１０４ 仮面魔踏士アンブラル》でモンスター効果を無効にしながら相手ライフを半減させるといった、ライフ重視の戦略を得意とします。
今回は、《ＲＵＭ－マジカル・フォース》が速攻魔法なので相手ターンに《CNo.１０４ 仮面魔踏士アンブラル》をエクシーズ召喚すると《サイクロン》効果を使えるので、《アーティファクト－ダグザ》でセットした《アーティファクト－デスサイズ》を破壊して相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封殺するプランを用意してます。エンタメの名の下に沈黙を強いるので、業が深いような気がします。
ではまた！
