■【背護衛】
夜は墓場で運動会
■「WORLD PREMIERE PACK 2020」で登場したアンデット族の強化パーツ《背護衛》《九魂猫》《魔妖遊行》を取り入れた【魔妖】デッキの巻。
まず、《魔妖遊行》はアンデット族のシンクロモンスターが蘇生・帰還した場合に4つのモードから効果を選べる永続トラップです。モードの内訳は「1ドロー・魔妖スペルをサーチ・相手モンスターを墓地へ送る・800バーン」と粒が揃っていて、自己蘇生しまくる【魔妖】のシンクロモンスターや、相互ターンにアンデット族を蘇生できる《死の王 ヘル》と好相性。
例えば、《死の王 ヘル》で《麗の魔妖-妖狐》を蘇生、そこに《魔妖遊行》が反応する事で、《麗の魔妖-妖狐》で相手モンスターを対象を取らずに破壊しながら《魔妖遊行》で相手モンスターを墓地へ送るといった追加アドが発生します。《魔妖遊行》は異なるモードであれば同一ターンで発動できるので、シンクロモンスターを呼び戻した分だけ福利厚生を選べてお得です。
お化けの学校
そして、《死の王 ヘル》と《麗の魔妖-妖狐》がレベル9なので、ランク9モンスター《九魂猫》(ナインライブズ・キャット)のエクシーズ召喚に派生します。《九魂猫》はレベル9モンスターまたは相手モンスターを蘇生する効果に加え、蘇生モンスターに対象耐性を与えます。《麗の魔妖-妖狐》で弾いた相手モンスターを《九魂猫》で釣り上げるという動きに繋がる訳です。
そこに加えて新カード《背護衛》。蘇生すると自分のモンスターに戦闘及び効果破壊耐性を与える事ができるので、《九魂猫》の対象耐性を含めると、死なない死体の完成に至ります。
また、《背護衛》は除外されると手札に戻って来るので、《ジャック・ア・ボーラン》で蘇生後に除外されてしまうデメリットを逆手に再利用や、《龍の鏡》で《冥界龍 ドラゴネクロ》の融合素材として《背護衛》を除外しても帰って来ます。アンデット族は《死の王 ヘル》の蘇生効果のコストになるので頭数は大切。
そんな訳で、さりげなく強化パーツが登場した【魔妖】の話でした。《魔妖遊行》はアンデット族シンクロモンスターの蘇生と帰還に反応するので、帰還屋のリンクモンスター《麗神-不知火》との噛み合いも良好。
気付いたら「WORLD PREMIERE PACK 2020」のカードを各3枚揃えていたので、構築の日々が続きます。不思議だ。
ではまた!