ギルド屋さん

遊戯王

【通行増税】

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SOUL FUSION




《通行増税》



多様化が進む近代遊戯王において、僅か1文に収まったテキスト。


読点すらないその効果は、美意識にさえ訴えるものがある。



それは流石に気のせいのような気がする。




《通行増税》
永続罠
①:お互いのプレイヤーは手札を1枚墓地へ送らなければ攻撃宣言できない。




国民の義務とされ、その生涯において課される「」。納めた税金は様々な社会的サービスとなり国民に還元される。



永続トラップ《通行増税》が求める税とは「手札」であり、そのリターンは「攻撃権」となる。このカードに対して、どういったアプローチを持って有効的に取り込むべきだろうか。



まず、自らは《通行増税》を張った上で手札コストに労しないアーキタイプ=手札コストが多い・墓地系カードが豊富な土台を選択すべきである。



さらに《通行増税》が持つ「手札破壊」という性質を捉えると、《マジック・ドレイン》や《首領・ザルーグ》等の手札を責める手段の併用が効果的とも考えられる。



そもそも、相手プレイヤーが「手札を墓地へ送れない状況」に陥れば、《通行増税》の納税を怠るという事態に陥り、等しく持っているはずの「攻撃権」を剥奪される事に繋がる。



ここで、《通行増税》に求められる戦術的要素をまとめてみよう。


● 手札コストが豊富。
● 手札破壊と併用。
● 相手に納税させない。


こんな条件を叶えるカードなど、いくら多角化を極めた遊戯王であっても存在するのだろうか。











《M・HERO ダーク・ロウ》


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居た。居まくった。



《D-HERO ディバインガイ》や《E・HERO シャドー・ミスト》といった墓地で運用できるカードを《通行増税》の納税に充て、《M・HERO ダーク・ロウ》によるハンデス及び、相手プレイヤーは墓地へカードを送れないので納税できず攻撃権を喪失するという寸法だ。




また、《V・HERO ヴァイオン》始動からの《永遠の淑女 ベアトリーチェ》は「ヒーロー」が誇る武器なので、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》→《通行増税》を墓地へ送り、《ブービートラップE》でフィールドにセットが見込めるとあらば戦略の軸として迎える事も夢ではない。




《くず鉄のかかし》のような攻撃をキャンセルするカードと《通行増税》のコンボや、攻撃を強要する「《サベージ・コロシアム》《召喚制限-猛突するモンスター》《立ちはだかる強敵》」等と合わせて悪政を極めるのも一興である。




という訳で、【D-HERO】+《通行増税》+《ミラーフォース・ランチャー》デッキを作ってみたいと思います。




ではまた!