ギルド屋さん

遊戯王

【トラップトリック】

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■ 7月14日発売「SOUL FUSION」収録



《トラップトリック》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。


《トラップトリック》について


これ割と事件だと思うんですが、《トラップトリック》



その効果は、デッキから通常罠を除外し、同名カードをデッキからセットした上で発動可という罠による罠サーチとなります。《トラップトリック》使用後は罠を1枚しか発動できない制約こそあるものの、実質的に全ての通常罠カードは6枚積めるようなもので、《悪魔嬢リリス》も合わせれば9枚体制となり初手期待値を押し上げてくれます。



例えば、「《悪魔嬢リリス》《トラップトリック》 《次元障壁》《アーティファクトの神智》」みたいな罠マシマシ構成にすれば、デュエルの大部分を支配できる体制を築けます。



《悪魔嬢リリス》で確定サーチする為には同名の通常罠3枚が求められるので、デッキのデザインから大きく関わりますが、《トラップトリック》であれば同名2枚で済むという事もポイントです。より多様な罠の中から選ぶ構築が可能になりますからね。



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また、《王家の神殿》により《トラップトリック》を即座に発動する事で、先行から更に罠カードを発動できます。



《絶対王 バック・ジャック》が入った【チェーンバーン】のような罠デッキにとって《トラップトリック》は戦士族における《増援》のような…と書いたところで「《トラップトリック》 使用後は罠カードを1枚しか発動不可」という制約に大いなる良心を感じた次第です。くれぐれもチェーンするなよという訓示でしょうか。



それでも《トラップトリック》 で《絶対王 バック・ジャック》の「当たり」が増えるのは、めっちゃ強そう。




《トラップトリック》により《メタバース》へのアクセスが3枚増えるので、《魔界劇場「ファンタスティックシアター」》に寄せた構築だったり、《トラップトリック》1枚で罠カードを発動できる機会が2度あるという事は【魔弾】モンスター2体のトリガーを引けるというメリットに繋がってきます。



《トラップトリック》は《悪魔嬢リリス》とは異なりセットした罠の発動にタイムラグがないので、状況に合わせて「《戦線復帰》《マインドクラッシュ》《砂塵の大嵐》(エンドサイク的な)」、各種汎用カードを選び即座に発動できるのがいいですね。



むしろ、とりあえず《悪魔嬢リリス》で《トラップトリック》 をセットしておいて、相手に合わせて使うのが強そう。





勿論、テーマの核となる罠カード「《破壊剣士の揺籃》《幽麗なる幻滝》《レッドアイズ・スピリッツ》《W星雲隕石》《ギアギアギア》《サイコ・ショックウェーブ》《針虫の巣窟》《ギブ&テイク》《毒蛇の供物》《トゥルース・リインフォース》《マジカルシルクハット》」等を、召喚権を消費せずに確保できるのが素晴らしい。



例えば、《クリフォート・アーカイブ》を召喚して《トラップトリック》→《魂の転身》でバウンス&2ドローという動きや、「シャドール」をセットして《トラップトリック》→《堕ち影の蠢き》でリバースという動きも、《悪魔嬢リリス》とは異なり召喚権を要しない《トラップトリック》ならではです。



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ちょっともう出来る事が多過ぎて困ってきます。《トラップトリック》による罠カードの2度発動を歓迎する【バージェストマ】や、《サブテラーの決戦》でコントロール体制を敷く【導師ビート】、相手から放たれた《ハーピィの羽根帚》や《励輝士 ヴェルズビュート》に《トラップトリック》を合わせて《やぶ蛇》を仕込む。




《トラップトリック》は通常罠をデッキから除外し同名セットなので、《メタファイズ・アセンション》を除外してメタファイズサーチ、《迷い風》や《ブレイクスルー・スキル》といったカードを《魔晶龍ジルドラス》《PSYフレームロード・Ω》で再利用。《トラップトリック》は相手ターンに罠をセットできるカードとして《アルティマヤ・ツィオルキン》のトリガーとしても使えます。




つまり、「《トラップトリック》 でトリップしたい」という事で本件の締めとさせて頂きたいと思います。





ではまた!