躍進の錬装
全国各地で勝ち狂ってます。
【メタルフォーゼ】は「1⇔8」という汎用スケールを活かして多様なレベルのモンスターを戦術に組み込む事に成功していて、そのラインナップは「マジェスペクターユニコーン、デビルフランケン、ツィオルキン」いずれもゲームを決めるパワーカードです。
自盤のカードを破壊することでリソースを生み出す【メタルフォーゼ】に神をサーチする「アリアドネ」も加わり、上記のパワーカードと幾重にも組み合わさる事で相手は手詰まりとなります。
「BF-朧影のゴウフウ」からの「ツィオルキン」が気軽に呼び出してくる「爆竜剣士イグニスター」も相変わらず本当にヤバくて、対象を取らないデッキバウンス+竜剣士ラスター特殊召喚。制限カードが制限カードを呼ぶ意味不明っぷりに脱帽。
「ツィオルキン」からの「クリスタルウィング」制圧も大概なものですが、「爆竜剣士イグニスター」のデッキバウンスは【彼岸】の「ベアトリーチェ」、【青眼】の「精霊龍、銀龍」辺りをキレイに倒せる環境的パワーカードです。
仕舞いに「剛竜剣士ダイナスターのペンデュラム保護下にマジェスペクターユニコーン」なんて揃えられた日にゃあ、ねこにゃんにゃんです。
「ツィオルキン」は魔法罠のセットをトリガーとするので魔法罠が欠かせませんが、【メタルフォーゼ】のペンデュラム効果でセット可能という噛み合いもあります。
「ツィオルキン」のシンクロを呼ぶ効果はタイミングを逃す部類ですが、【メタルフォーゼ】は破壊してからセットなので問題なしですね。チェーン2以降の「砂塵の大竜巻」のセット効果なんかはアウトです。
【メタルフォーゼ】は「歯車街」を割って楽しいなーくらいに思ってたら、前後のカードを割れる「メタルフォーゼ・オリハルク」などなど粒揃い軍団でした。
「メタルフォーゼ・オリハルク」は『場を離れたら』と起動条件もユルユルなので、融合素材としても「幻影騎士団ブレイクソード」の破壊対象にしてもおいしく使えてビビります。
「アリアドネ」型であれば安定して神を置けるので、【彼岸】系デッキは制限カードの「ダンテ」を失う訳にもいかず、有利が付きます。ペンデュラム召喚を重ねる分だけ天秤が傾くので、相手ターンに「シャドールドラゴン」を落としてスケールに触る「ベアトリーチェ」が出てこないといった差ですね。
どないする
更に【メタルフォーゼ】と対戦して感じたことを幾つか。
「デビルフランケン」はネタバレすると大敵「ヴェーラー」が増えるので見通し不透明ですが、手札誘発が無くとも伏せは置かないとリスクは上がります。「虚無空間」のような5000払いに対して安く使える罠も流行ってるので、ブラフ。ブラフ。
【幻影彼岸】であれば「幻影騎士団ラギッドグローブ」を素材に攻撃力を3000にした「ブレイクソード」でライフを攻めて、5000を払えなくするといったプレイも出てきます。
「デビルフランケン」が成立してしまった事態を含めて、後からでも「エクストリオ」に使える「神の通告」なり、直接攻撃の「ナイトメアシャーク」、直接火力の「彼岸の悪鬼 バルバリッチャ」辺りの位置付けも変わってきます。
カードの破壊をトリガーとする「メタルフォーゼカウンター」に対して、「蟻岩土ブリリアント⇒電子光虫-コアベージ」のデッキバウンスも少し加点ですね。
環境の前線に「スケール」が本格復帰するとなれば「煉獄龍 オーガドラグーン、トーテムバード、希望魁竜タイタニックギャラクシー」などの魔法無効や、進化前にさりげなくスケールを割れる「ギャラクシーアイズ FA・フォトンドラゴン」の付加価値は上昇。
【ブルーアイズ】にはスケールを除外に追いやる「白き霊龍」がいるので、相手ターン「銀龍の咆哮」も含めてスケールにプレッシャーをかけたいところです。
【メタルフォーゼ】は「EMモンキーボード」のような一気にスケール2枚を揃える手段は無いので、「羽根帚」でのスケール一掃や、「メタルフォーゼ・オリハルク」と相討ちできる「彼岸の巡礼者 ダンテ」の手札破壊が効いたシーンもありました。
牙を剥き始めた【メタルフォーゼ】についてお送りしました。
汎用スケール「1⇔8」はこれからが怖い。その延長でサイドデッキの自由度も高く、「生贄封じの仮面」のような複数いらない永続カードを【メタルフォーゼ】で置換できるのも強味です。それではまた~