■【列車 第二編】
こんなカード あんなカード
【列車】におけるワンシーンをカード単位で切り張りしていく今編。
《リミッター解除》
見たまま機械族テーマである【列車】
攻撃力3000の「グスタフマックス」に「リミ解」を撃ち込むと6000+2000バーンで気持ち良くなれます。
どうしても気になったのは、攻撃スキップ「ヴァルキュルスの影霊衣」の厚い壁。分かりやすい「リミ解」によるワンキルは、まずもって通りません。勝手に「リミ解」をケアして「ヴァルキュルス」を使ってくれたら儲けですが、制限カードに加え、見えてない段階ではそこまで…
最初の内は「リミ解」を入れてましたが、次第に安定感を欠き「ギアギガントX」からサーチの効く「デビルフランケン」へと席を譲っています。「転回操車」の特殊召喚効果を使ったターンは戦闘ダメが0になる誓約とも噛みません。
今はアレですが魔法封じの「機皇帝ワイゼル」も「ギアギガントX」からサーチ可能なので、機械族は「マジックキャンセラー」時代から魔法カードとの間に因縁があるようです。地味に「リミ解の自壊」→「ワイゼル特殊」と運べるので、覚えておきたい流れではあります。
「ディサイシブの影霊衣」の1000アップ に対する「リミ解」といった場面もありはしましたが…
ダメステ発動不可の「スペリオルドーラ」をサポートするという意味での「リミ解」ならば、また違うのかも知れません。
それでも「スペリオルドーラ」の耐性効果により「リミッター解除」の効果を与えないモンスターを作り、横のモンスター達は倍といったプランも取れるので面白いカードではあります。
先の「ヴァルキュルス」による攻撃妨害に関しても【スペリオルドーラ・グスタフマックス】と並べて、「グスタフ対象にスペリオルドーラ耐性効果→チェーンしてリミ解」と運ぶ事で、「ヴァルキュルス」の攻撃スキップを受けない攻撃力6000の「グスタフ」を作り出せます。ワンキルです。
「リミ解」の自壊は誓約効果なので、効果を受けなくなる「スペリオルドーラ」の耐性では自壊を防げませんが、チェーンの組み方次第で【耐性持ちの攻撃力倍】を用意できるという事です。
最期に「リミ解」の裁定を1つ。
《リミッター解除》
速攻魔法
このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する 全ての機械族モンスターは、ターン終了時まで攻撃力が倍になる。 このターンのエンドフェイズ時、 この効果を受けたモンスターを全て破壊する。
■ Q:このカードにチェーンした《リビングデッドの呼び声》などで特殊召喚されたモンスターにも適用されますか?
■ A:このカードを発動した時点でフィールド上に存在するモンスターにの み効果が適用されます。 したがって、チェーンした《リビングデッドの呼び声》等で特殊召喚されたモンスターには適用されません。
「激流葬」ケアとして「リビング」を表にするのを遅らせると「リミ解」の恩恵を受けられず詰めきれない悲劇が起こります。ここは「右手に盾を左手に剣を」のテキストと同様ですね。
以上、「リミ解」に喰われてしまった今編でした。続編にてお会いしましょう。