主賓
3枚ものハンデスを仕掛ける【デビルマゼラ】を主役に据えたデッキです。
構築経緯を追いながらサックリ解説も置いていきます。アーキタイプとしては派手な動き3ハンデスを備えた【ガイドラビット】
『デビルマゼラ』
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2300
このカードは通常召喚できない。 このカードは「万魔殿−悪魔の巣窟−」がフィールド上に存在し、 自分フィールド上に表側表示で存在する「ゼラの戦士」1体を生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚できる。 このカードが特殊召喚に成功した場合、相手はランダムに手札を3枚捨てる。 この効果は自分フィールド上に「万魔殿−悪魔の巣窟−」が存在しなければ適用できない。
【デビルマゼラ】
ダーク・アームド・ドラゴン
デビルマゼラ×3枚
レスキューラビット×3枚
ゼラの戦士×3枚
デーモン・ソルジャー×3枚
ジェネラル・デーモン×3枚
魔界発現世行きデスガイド×3枚
トリックデーモン
BF-精鋭のゼピュロス(裏)
終末の騎士
フォトン・スラッシャー
増援
おろかな埋葬
簡易融合×3枚
ソウルチャージ
万魔殿−悪魔の巣窟−
封印の黄金櫃
闇の誘惑
大嵐
月の書
虚無空間×3枚
強制脱出装置×3枚
「エクストラデッキ」必須
旧神ノーデン×2枚
ラヴァルバル・チェイン
ダイガスタ・エメラル
No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル
発条機雷ゼンマイン
虚空海竜リヴァイエール
M.X-セイバー インヴォーカー
補足:画像の裏カード。あげちゃって手元にない「ゼピュロス君」です。新パックで色々良くして頂いたので御愛敬。
デビルマゼラ道
本題です。3枚ハンデス「デビルマゼラ」を展開するために必要な三種の神器。
- デビルマゼラ
- ゼラの戦士
- 万魔殿−悪魔の巣窟−
如何にしてここに向かうか、揃えるかという事が至上命題となります。
まず、「デビルマゼラ」本体に関しては昨今のデザイナーのような出来合いサーチもなく、「チェイン」でトップに乗せてから「闇の誘惑」でタイムロスを無くす程度の運用の他ありません。
となると、「デビルマゼラ」を素引きした際にどれだけコンボパーツである「ゼラの戦士・万魔殿」を揃えるか?という点に3ハンデスの成否が託される訳です。
幸いな事に「ゼラの戦士・万魔殿」両者共に豊富なサーチ手段に恵まれています。間接的なカードも合わせて列挙します。
- 《ゼラの戦士》
【増援、レスキューラビット、インヴォーカー、ダイガスタ・エメラル他蘇生カード】
- 《万魔殿−悪魔の巣窟−》
【ジェネラルデーモン、トリックデーモン、おろかな埋葬、チェイン、終末の騎士、増援】
「ゼラの戦士」は「ラビット」を筆頭に通常モンスターサポートを受け、「万魔殿」は「ジェネラルデーモン」から置換できるので「トリックデーモン」を墓地に送るカードが、コンボパーツとして換算できる事になります。
「トリックデーモン」は【レベル3・悪魔族】と「ツアーガイド」から特殊召喚できるので、往年の盟友である「ゼラの戦士」サイドの「レスキューラビット」とも噛み合います。
特に「ツアーガイド」からは
- インヴォーカー → ゼラの戦士を特殊
- ゼンマイン → トリックデーモンを外して万魔殿サーチ
コンボパーツである2種を選ぶ事ができるユーティリティ。竹馬の友である「ラビット」との「リヴァイエール」関係も含め、ここにデッキの軸を【デビルマゼラビット】に据える事に決めました。
ここまでを固めるとして
【骨子】
デビルマゼラ×3枚
レスキューラビット×3枚
ゼラの戦士×3枚
魔界発現世行きデスガイド×3枚
トリックデーモン
ジェネラルデーモン×3枚
万魔殿−悪魔の巣窟−
増援
「エクストラデッキ」
発条機雷ゼンマイン
虚空海竜リヴァイエール
M.X-セイバー インヴォーカー
ラヴァルバル・チェイン
ダイガスタ・エメラル
メインギミックとしての必要枠です。あとは「増援」のサーチ対象なり、「デビルマゼラ」や「デーモン」の闇属性に関する「ダムド・誘惑」といったカード群で装備を固めていきます。
例えば「増援」の役割を増やす為、「万魔殿」に化ける「トリックデーモン」を落とせる「終末・おろ埋・ゼピュロス」をピックアップ。
この「ゼピュロス」が大切なピースとして存在感を放ちます。(あげちゃったとか気にしない)
まず、「終末ゼピュ」から「チェイン・エメラル」に化けるので、コンボパーツである「万魔殿・ゼラの戦士」にアクセスできるという点。「虚無空間・キービートル」も勝ち筋となるので、安定感の増す選択です。
また、「デビルマゼラ」の3ハンデス効果にはターン制限がなく、「ゼピュロス」で「デビルマゼラ」を手札へと帰す事で再度3ハンデスを狙う事ができます。都合6ハンデスはゲームセット。この派形で罠の中でも「デビルマゼラ」を再利用できる「脱出装置」が特段の役割を持てることにもなります。
ランク4
コンボパーツを集める「チェイン・エメラル」を確立するために、幾らかカードを積み増しています。
- フォトン・スラッシャー
- 簡易融合×3枚
- ソウルチャージ
汎用カードですが、それぞれ役割を持ちます。
例えば「フォトスラ」のパターンとして【増援・ラビット・デビルマゼラ】の先行3ハンデスの形があります。
- フォトスラ特殊
- ラビット→ゼラの戦士2体
- フォトスラ×ゼラの戦士→チェイン
- トリックデーモンを落とし万魔殿をサーチ
■ 手札【フォトスラ・ラビット・デビルマゼラ】
「フォトスラ」を「チェイン」の素材に回す事で、「デビルマゼラ」のリリース用「ゼラの戦士」を確保できる格好です。実戦の中で「増援→フォトスラ」が必要な場面が出てきたので追加となりました。似たような仕事をする「ゴブリンドバーグ」は「ツアーガイド」を生かせないので、召喚権的に「フォトスラ」に軍配。
また「デビルマゼラ」の手札破壊を嫌がった【ガバ伏せ】を逆手に取る「ビュート・ダムド」の裏目を踏ませる為にも、ランク4要員は役に立ちます。
やはり君
ランク4精製という点では「簡易融合(爺ちゃん)・ソウルチャージ」も申し分無い働きをします。「ゼラの戦士」を蘇生=場に用意することで「デビルマゼラ」に繋げる事もできるので、ランク4精製に加えてコンボ成立をサポート。同ランクを主力とする【ガイドラビット】の動きにも添うので、使い勝手も良い理想的なカードです。
レベル4の「ジェネラルデーモン」を手札から捨て「万魔殿」に置換。そこから「簡易・ソルチャ」→ランク4という展開もあるので重宝します。
「万魔殿」の枚数は【ガイドラビット】を主軸とする都合、「万魔殿」の本来の仕事である【デーモン】サポートではなく、「デビルマゼラ」コンボの為にしか使わないので、最低限の1枚に抑えています。「トリックデーモン」に触る手段は豊富なので、「万魔殿」が重なるリスクを抑えた格好です。
「レスキューラビット」のリクルート対象に「デーモン・ソルジャー」を採用することで、「激流葬」を貰った際に「万魔殿」から「トリックデーモン」をサーチできるようにはなりますがオマケ程度の運用です。闇属性の「デーモン・ソルジャー」は、「終末ゼピュ」の項にあった「虚無空間キービートル」も狙えるので及第点ではあります。
ここまで、もう30枚に差し掛かるので、あとはせっかく用立てた「デビルマゼラ」への憎き「ヴェーラー」をケアするための「月の書」といったカードで埋めました。ここは「脱出装置」でも同様にケアが効くので、豪快に3ハンデス決めます。