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【BF-フルアーマード・ウィング】

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6月9日 発売「DUELIST PACK -レジェンドデュエリスト編3-」



”旋風シュラ"




それは全ての始まりであり、終わりでもあった瞬間───



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《黒い旋風》から《BF-蒼炎のシュラ》を召喚、《BF-黒槍のブラスト》を追加展開。



ライフを削ると同時に、狩りを終えた《BF-蒼炎のシュラ》がもたらすのは《BF-大旆のヴァーユ》。そして、メイン2には《氷結界の龍 トリシューラ》が投下され、飛び逝くリソース。



【BF】を相手に絶えず考えなければならないのは《ゴッドバードアタック》。直撃しないよう1伏せすると、そこに飛んでくる《サイクロン》という「伏せ」を巡る駆け引き。



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そういったターニングポイントが無数に点在するのが【旋風BF】の特徴で、《スターダスト・ドラゴン》で《ゴッドバードアタック》をケアしたにも関わらず《BF-疾風のゲイル》1匹に倒される。



そんな苦悩の果てに登場した《スターライト・ロード》。それを踏まえ対応する《トラップ・スタン》、《盗賊の七つ道具》。



【旋風BF】が環境デッキとして隆盛を誇った時期になると、「旋風ミラー」を制するべく《封印の黄金櫃》で先後を入れ替える《ハリケーン》や《大寒波》、パワーカードの金字塔《ダーク・アームド・ドラゴン》を確保する型まで登場。



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相手のBFの攻撃力を巻き込んだ上で炸裂する《BF-暁のシロッコ》の元気玉や、闇属性モンスターの戦闘を止める《聖なるあかり》が懐かしい限り。



エクストラデッキには、対【ライトロード】の決戦兵器として《A・O・J ディサイシブ・アームズ》が配備され…




いえ、そろそろ昔話は切り上げましょう。



新たな"風"が吹くのですから。






《BF-フルアーマード・ウィング》


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《BF-フルアーマード・ウィング》
シンクロモンスター
星10 闇属性 鳥獣族 3000/3000 
「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードは他のカードの効果を受けない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが効果を発動する度に、その相手の表側表示モンスターに楔カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
③:1ターンに1度、相手フィールドの楔カウンターが置かれたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。
④:自分エンドフェイズに発動できる。フィールドの楔カウンターが置かれたモンスターを全て破壊する。



《BF-フルアーマード・ウィング》




リメイク元は戦闘無敵のシンクロモンスター《BF-アーマード・ウィング》。《オネスト》を恐れず攻撃に向かえるエクストラデッキの選択肢として頼りになるカードでした。



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時を経て装備が強化され《BF-フルアーマード・ウィング》となり、「カード効果を受けない」という超耐性を獲得。予め《BF-フルアーマード・ウィング》を場に出せば《スキルドレイン》のような効果無効さえ跳ね除ける仕様です。



効果を受けないので、《リビングデッドの呼び声》等で完全蘇生となったり、《超融合》で吸われない等の破壊耐性を超える場持ちの良さに繋がりますが、逆に自分の《BF-月影のカルート》《見習い魔嬢》等でパンプアップできないといった欠点にも繋がっています。



《BF-フルアーマード・ウィング》はレベル10シンクロなので、レベル5でありチューナー化及び自己蘇生する《A BF-五月雨のソハヤ》を狙う構築にするとサクサク呼べそうです。



《BF-フルアーマード・ウィング》の同期でレベル4チューナーの《BF-南風のアウステル》が登場するので、レベルを上げる効果を持つ《BF-砂塵のハルマッタン》のレベルを6とする事でも《BF-フルアーマード・ウィング》がシンクロ召喚できます。



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そして、《BF-フルアーマード・ウィング》の真髄は「楔カウンター」に纏わるものです。効果を発動した相手モンスターにカウンターを乗せ、コントロールを永続奪取。ターン終了以降もコントロールは戻らず、また楔カウンターが乗ったモンスター全てを破壊する事も可能です。



例えば、相手の《トポロジック・ボマー・ドラゴン》のリンク先に《BF-フルアーマード・ウィング》をシンクロ召喚。爆破効果は超耐性により受け付けず、効果発動に合わせて楔カウンターを設置。コントロールを奪うなり、逆に爆散させたりと非常に気持ちいい。



自身を墓地から除外して楔カウンターをバラ撒く新規《BF-南風のアウステル》と《BF-フルアーマード・ウィング》を合わせる事で、相手の盤面は瓦解します。噛み合いのK。




また、《BF-フルアーマード・ウィング》には召喚制約がないので《やぶ蛇》といったエクストラデッキからのイレギュラー展開の選択肢としても面白いのかなと思います。



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【BF】の後期シンクロ勢には、「《BF T-漆黒のホーク・ジョー》《A BF-涙雨のチドリ》」のような墓地から《BF-フルアーマード・ウィング》を呼び戻せる効果があるので、切り札となるカードが出るのは素晴らしい。




《BF-フルアーマード・ウィング》は他のカードの効果を受けないので、お互いのモンスターを弱体化させ続けるフィールド魔法《ヴェノム・スワンプ》と組んで遊んでみようかな。《BF-蒼炎のシュラ》の狩り的にも攻守変動系は好相性。




すっかりソリティアモンスターの一員となったもののシンクロ召喚にBF縛りがある《BF-隠れ蓑のスチーム》をまともに使えるのもテーマ利点で、《A BF-神立のオニマル》が"攻撃力6000"という意味不明な数値になるのも最高。




《黒い旋風》の字レアは幾らになるんだろう。と思ったら既に500円超えてました。「DUELIST EDITION Volume.3」産なので、流通量が細いですねぇ。



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残る新規BFカード達は次回!



昔話が長くてね!


ではまた!