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遊戯王戯遊

【YCS kozmo vs EM】

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YCS劇場


【EM】が【KOZMO】にボコボコにされてたので、意訳してみたの巻。



はい。という訳で、


・「YCS Providence

・「739 Duelists


海外の大規模公認大会YCSですね。参加者700人。その中でフューチャーされていた、とあるマッチを追い掛けたいと企んでおります。



■ » Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME » Top 32 Feature Match: Frazier Smith vs Charles Kip



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両者が駆るデッキは


・Smith氏【KOZMO】

・Kip氏【EMオッドアイズ】


スミス君とキップ君でいいのか?知らん。健闘を祈る。







【EM】vs【KOZMO】


「上級モンスター⇔下級モンスター」を換装しながら戦う【KOZMO】



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フリーチェーンにより手札やデッキから出撃するモンスターにより数多のワンキルを生み出し、更に「モン効果・魔法・罠」を止める制圧手段、横に広がる動きまで獲得しているパワーデッキです。下級モンスターが上級をサーチできる底上げ感も魅力的。



【KOZMO】は、今回のYCSでトーナメントシーンのトップに躍り出ていて、いよいよ王者の風格を纏っています。




■ » 遊戯王wiki「KOZMO」



まず、何故このマッチを選んだのか。



理由は2つあって、以前【KOZMO】をプロキシで組んでいたものの、その時期はデッキとしての進化の兆し《Kozmo Dark Destroyer》(Dimension of Chaos発売)を契機としたもので、幾多の新カードを得た現在の構築とはかけ離れたものでした。



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テーマ外からも《命削りの宝札》《炎王の孤島》のような、新たなアプローチを取り入れた構築がある。前は《名推理》《帝王の烈旋》とかだったのに。それら変化を再確認したというのが1つ。



そして、もう1つは海外の【EM】は《EMモンキーボード》が健在にも関わらず、勝ちきった【KOZMO】の姿があったからです。日本には9月10日発売「EXTRA PACK 2016」で来日するので、確認しておこう的な意味合いも込めて。



ちなみに【KOZMO】が《命削りの宝札》を撃つ時は手札のモンスターを《Kozmotown》の《打ち出の小槌》効果によりデッキに戻す事で、デメリット軽減を狙えます。除外からの回収帰還も多岐に渡るので、一時的に除外しておく手法も取られます。フィールド魔法を扱うデッキは5伏せにプラスして場にカードを出せるので、《命削りの宝札》と相性がいいですね。【クリフォート】の《クリフォート・ツール》等のペンデュラムカードも同様です。



また【KOZMO】は《命削りの宝札》で特殊不可となっても、《緊急テレポート》により相手ターンに展開できる噛み合い。海外では《ハーピィの羽根帚》《大嵐》のような風魔法が無いので、命を削った後に1枚でゲームセットにならないという背景も採用カードを左右してますね。







DUEL1


【KOZMO】を駆るスミス氏の先手は


《Kozmo Farmgirl》
《Kozmoll Dark Lady》
《Kozmotown》
《リビングデッドの呼び声》
《神の通告》


「下級・上級・フィールド・蘇生・罠」と揃っている申し分ない手札です。スミス氏やるやんけ。





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《Kozmo Farmgirl》
星3/光属性/サイキック族/攻1500/守1000
「Kozmo Farmgirl」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。手札からレベル4以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、500LP払って発動できる。デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。








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《Kozmoll Dark Lady》
星5/闇属性/サイキック族/攻2200/守1800
「Kozmoll Dark Lady」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。手札からレベル6以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時、1000LP払って発動できる。その発動を無効にし破壊する。








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《Kozmotown》
フィールド魔法
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。 そのカードを手札に戻し、自分はそのモンスターの元々のレベル×100LPを失う。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札の「Kozmo」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキに戻した数だけデッキからドローする。
(3):フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。




まず、スミス氏は《Kozmo Farmgirl》召喚からその身を除外する事で効果を起動。手札の《Kozmoll Dark Lady》を特殊召喚。



これがKOZMOをKOZMO足らしめている「下級→上級」の動きですね。フリーチェーンなのが厄介極まる。逆に上級は破壊されると下級をデッキからリクルートできます。この相互関係を軸に戦線を組み立てていきます。



そんなわけで後輩女子から先輩女子へとバトンが渡りましたが、この先輩女子はライフ糧にモンスター効果を打ち消す高圧系の先輩です。



そして、フィールド魔法《Kozmotown》を張り、除外した後輩女子こと《Kozmo Farmgirl》を手札にカムバック。これがあるから【KOZMO】の手札は無くならないんです困ったものです。その際「レベル×100ライフ」を払いますが微々たるもので、今回は300です。お小遣いかよ。



更に《Kozmotown》の第二効果《打ち出の小槌》を起動、手札にカムバックした後輩女子をデッキにカムバックして、トップからカムヒヤーしたのは最凶戦闘機《Kozmo Dark Destroyer》極道です。



「除去」or「自壊してリクルート」と縦横無尽の活躍を見せる敵に回したくないモンスター。極道ですからね。






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《Kozmo Dark Destroyer》
星8/闇属性/機械族/攻3000/守1800
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(2):このカードは、相手の効果の対象にならない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル7以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。








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《Kozmo Strawman》
星2/光属性/サイキック族/攻 500/守1800
「Kozmo Strawman」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。手札からレベル3以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、除外されている自分の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。








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《Kozmo Tincan》
星1/光属性/サイキック族/攻0/守0
「Kozmo Tincan」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。手札からレベル2以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、エンドフェイズに500LPを払って発動できる。デッキから「Kozmo」カード3種類を相手に見せ、相手はランダムに1枚選ぶ。そのカード1枚を自分の手札に加え、残りを墓地へ送る。




やりたい放題の極道


場の先輩女子が除外され着陸する《Kozmo Dark Destroyer》。即座に自壊という分解作業が始まり、その身を《Kozmo Strawman》へと改造。その効果で《Kozmo Dark Destroyer》を呼び戻すという、横に広がるアドムーブを決める。



呼び戻した極道の機体はエンドフェイズに壊れてしまうものの、それは後続をリクルートするトリガーになるだけなので全く問題にならないのもヤクザ。そして出てきたのは《Kozmo Tincan》



《緊急テレポート》に対応する【KOZMO】の下級モンスター達ですが、その中でも《Kozmo Tincan》は別格。



デッキからテーマカードをサーチし、自身の効果で場に出せる自己完結能力を備えています。サーチのついでに墓地も肥えるので《リビングデッドの呼び声》との親和性もばっちりな上、KOZMOの魔法罠もサーチ対象という初動の地位を確立しています。おまけに《命削りの宝札》と《Kozmo Tincan》で、エンドフェイズの処理順番をコチョる事で、サーチも余裕という性能です。



そんな《Kozmo Tincan》のサーチ効果は、テーマカード3種類を選びランダムに1枚を手札へ、残りを墓地へという効果。提示したのは「《Kozmo Landwalker》・《Kozmoll Dark Lady》・《Kozmo Dark Destroyer》」で、《Kozmo Landwalker》が手札へ、残りは墓地へ。





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《Kozmo Landwalker》
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1200
(1):自分の「Kozmo」カードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに他の自分フィールドの「Kozmo」カード1枚を破壊できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。




勿論、スミス氏は《神の通告》《リビングデッドの呼び声》を置いてターンを終えている。除去屋の《Kozmo Dark Destroyer》が墓地に送られた事で、《リビングデッドの呼び声》が防御カードとして機能するようになってるのがポイントです。









そんなスミス氏の【KOZMO】の展開を見届けたのは、【EM】を操るキップ氏。一時期、日本でも流行っていた《マジカル・アブダクター》《天空の虹彩》が入った型。



キップ氏の初動は《マジカル・アブダクター》をスケールに設置という、魔力カウンターを貯める為にはこの上ない動き。続けて《苦渋の決断》を発動し、《真竜剣士マスターP》2体をデッキから動かす。



その内の1体を釣り上げるべく「《簡易融合》→《旧神ノーデン》」と合わせて繰り出したのは《深淵に潜む者》で、墓地を封じる効果を使用。【KOZMO】の上級モンスターのリクルート効果は墓地起動なので、それに蓋をする構えです。



次のキップ氏のアクションは《天空の虹彩》を発動し、《マジカル・アブダクター》の魔力カウンターを達成。(苦渋の決断・簡易融合・天空の虹彩で3つ)。サーチしてきたのはペンデュラムのエース《竜剣士ラスターP》



そこからスケールに張り出し手持ちを増やしながらランク4を展開する事で、スミス氏の2伏せを剥がしにかかるのか?と、思いきや《EMドクロバット・ジョーカー》を召喚していく。《EMモンキーボード》を手に入れる。



キップ氏は《天空の虹彩》で《マジカル・アブダクター》を破壊し、サーチしてきた《EMオッドアイズ・ユニコーン》と共に《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》をスケールに設置。



(《EMモンキーボード》使わないんかい&《オッドアイズ・フュージョン》入れてないんかい)



そんな事を対戦相手のスミス氏も思ったかどうかは確かめようもあーりませんが、キップ氏はペンデュラム召喚を宣言。「《竜剣士ラスターP》・《マジカル・アブダクター》」の展開を目論むも、当然ながら《神の通告》が飛んでくる。そりゃそう。無ければ《爆竜剣士イグニスターP》から潮目が変わったので、まぁうん。



召喚権を《EMドクロバット・ジョーカー》に割いている以上、《簡易融合》もペンデュラム召喚も使っているので、後怖いのはは《竜呼相打つ》程度。それは無かったようでバトルフェイズに入り、「《リビングデッドの呼び声》→《Kozmo Dark Destroyer》」の破壊効果により《深淵に潜む者》を失いつつ《Kozmo Tincan》の戦闘破壊には成功してターンを終える。



EMの展開を捌いたスミス氏のドローは《Kozmo Farmgirl》戦闘ダメージを通す事で、デッキからKOZMOをサーチする、さっきの後輩女子です。



除外されているKOZMOを呼び戻す《Kozmo Strawman》が生き残っているので、三度現れる絶望の《Kozmo Dark Destroyer》



《Kozmo Farmgirl》と共に戦闘を仕掛けると、KOZMOがKOZMOを呼ぶ連鎖攻撃が始まり、キップ氏のライフは消失。ピンクのサイコロが乗ってるのは、《Kozmo Strawman》で呼び戻しエンド自壊する印だと思われます。



DUEL1を制したのは【KOZMO】のデッキパワーを存分に発揮したスミス氏。最初の《Kozmotown》の手札入れ替えで《Kozmo Dark Destroyer》が来たのが全てと言ってもいいくらいの内容でした。



キップ氏は、2伏せに対してペンデュラム召喚で突っ張るなら《EMドクロバット・ジョーカー》からサーチするのは《EMモンキーボード》ではなく、《EMペンデュラム・マジシャン》にして欲張っても良かったのかなと。《簡易融合》から《恐牙狼 ダイヤウルフ》ではなく《深淵に潜む者》を選択してる時点で、神は無視のスタンスですからね。



ちなみに最後の《Kozmotown》の手札入れ替えでは、「自壊&除外」を叶えるトラップカード《Kozmojo》も確認できます。名称的にサーチできちゃうのも最強で、これがあるから墓地が主戦場の【彼岸】や、破壊を苦にしないペンデュラムの立ち回りも変わってくるのかなと。





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《Kozmojo》
通常罠
「Kozmojo」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、相手フィールド・墓地のカード1枚を選んで除外する。




次回、「DUEL2」に続きます。世界の裏側でのデュエル。お付き合い頂けたら幸いです。