派手 大振り 見栄
テンプレート【聖刻征竜】で対戦してきました。本年より「召集の聖刻印」がフル搭載できる恩恵がここに。
【聖刻征竜】ガーゼットver.
アーキタイプとしての動きは【征竜】ではなく【聖刻】そのもの。【聖刻】の初動である「アセト」なり「トフェニ」から入り、「シユウ・ネフテ・絶賛高騰ガーゼット」を手札から展開。
聖刻からリクルートするバニラにレベル８を持ち込む事で、「ランク８⇒ダークマター⇒征竜とエクリプスを落としてレダメ回収からワンキル」と流れます。始発は聖刻で終着駅が征竜です。
レベル６チューナー「ラブラドライ」を素材とした「アルティマヤ・ツィオルキン」からはレベル８のシンクロモンスターを調達できるので、これもまたランク８＝ダークマターへの布石として機能します。
レベル８の通常モンスターには「神龍の聖刻印」をピックすることで、素引きの際も「シユウ・ネフテ」からコスト運用が効き相手の前後のカードと同価交換、聖刻特有のバニラ事故緩和にも成功しています。ランク８には手札を切れる「聖刻神龍エネアード」も控えてはいますが、選択肢は多いに越したことは無いですね。
ただ、バニラに加えて素引きした「エクリプスワイバーン」も懸念材料。通常の【征竜】であれば「竜の渓谷」なり「ドラゴン目覚めの旋律」といった手札コストで運用できますが、あくまで【聖刻】の動きの延長・フィニッシャーとして征竜を迎えているので、征竜寄りのカードは採用しにくい印象です。
そこへ「聖刻龍王アトゥムス」でリクルート可能且つ、手札を切れるドラゴン族から「神竜アポカリプス」・「ダークフレアドラゴン」を試してみました。どちらも手札の「エクリプス」なりバニラを置換できますが、デッキから征竜を落とせる「ダークフレアドラゴン」が速効性の面で好印象。
特に顕著だった場面を紹介します。
《GAME》
相手は【ネクロス】で、先手リチュアチェインからブリューナク⇒ユニコールを加えて１伏せエンドの現代っ子な動き。
それに対してこちらの手札は「召集の聖刻印・シユウ・アセト・ダークフレア・神龍の聖刻印・闇の護封剣」
召喚権の温存となるトフェニから入るために召集の聖刻印から確保。サーチ処理時の虚無空間やリチュアチェインへの脱出装置も無かったので、トフェニ⇒シユウ⇒ラブラドライと展開したところで「激流葬」が表になり場が空になる。
ここで闇属性の「ラブラドライ」が墓地に落ちた事で、「ダークフレアドラゴン」を特殊召喚できる運びに。ダークフレアで手札の「神龍の聖刻印」を捨てながら「征竜ブラスター」をデッキから墓地へ送り、相手の墓地の「ブリューナク」を除外。
ダークフレアから確保したブラスターを自己蘇生。さらにトフェニスタートで温存した召喚権が残っているので、アセト召喚。
「ダークフレア×アセト⇒シャークフォートレス」
ブラスターをＷブレイカーとして、2800＋2800＋2400＝8000
ダークフレアの除外効果により墓地を掃除できるので、【ネクロス】の強味である「ヴァルキュルス延命」を地味に封じてもいます。
ややあって「ダークフレア」をランク５素材として使えるという場面でした。「シャークフォートレス」と並べてワンキルが発生する攻撃力2800ブラスター先生。レダメ大先生も攻撃力2800なので、一瞬の隙で狩れます。怖い。
【聖刻征竜】の課題としては従来の【聖刻】が抱えるそれと似通ったものでした。初動の「アセト・トフェニ・ゲイヴ」がないと始まらない、聖刻２枚を使ったエクシーズに対する妨害（激流葬・無効カード等）で損が出る、システム障害「ミドラーシュ・ダークロウ・虚無空間・増殖するＧ」
…ままありますが、手札２枚でダークマター＝ワンキルと従来の【聖刻】より１枚少ないリスクで勝てるので、その分を妨害排除に充てたいなと思う次第。特殊召喚するために自分の場のモンスターを全てリリースする必要のある「真魔獣ガーゼット」の複数引きも困るので要検討ですが、初動となる「アセト・トフェニ・ゲイヴ・召集印」と重ねて引くとダークマターに化けるコンボパーツなのでフル搭載が好ましいか。「神龍の聖刻印」しかリクルートできない「ゲイヴ」まで採用するとなると、レベル８が並ぶ「真魔獣ガーゼット」は最大数欲しいと思います。
ランク５ついでに「簡易融合」からはプレアデスを狙える「パンツァードラゴン」、「ラブラドライ」とのシンクロで「トライデント・ドラギオン」に化ける「暗黒火炎龍」がお勧めです。ドラゴン族なので素引きした「レダメ特殊」のトリガーにもなれます。
