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【ラヴァルノイド】

目次

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『THE SECRET OF EVOLUTION』リリースから数週間、【インフェルノイド】を紐解きます。

・デッキレシピ
・解説考察


■ 効果参照:インフェルノイド




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【ラヴァルノイド】

焔征竜-ブラスター
インフェルノイド・ヴァエル×3枚
インフェルノイド・ルキフグス×3枚
インフェルノイド・アスタロス×3枚
インフェルノイド・ベルゼブル×3枚
ラヴァル・ガンナー×3枚
ラヴァル炎火山の侍女
ラヴァル炎湖畔の淑女×2枚

増援
名推理×3枚
モンスターゲート
異次元からの埋葬
奇跡の発掘×2枚
炎熱伝導場×3枚
簡易融合×3枚
おろかな埋葬
月の書
皆既日蝕の書×3枚

殻醒する煉獄×3枚

エクストラデッキ
幻層の守護者アルマデス
ラヴァルバル・ドラゴン
ラヴァルバル・ドラグーン
氷結界の龍グングニール
ラヴァル・ステライド
スクラップ・ドラゴン
氷結界の龍トリシューラ
神樹の守護獣-牙王
炎星皇-チョウライオ
ラヴァルバル・チェイン
鳥銃士カステル
幻獣機ドラゴサック
No.11 ビッグ・アイ
旧神ノーデン×2枚




タッチ【ラヴァル】の妙

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メインギミックは推理ゲートを含む【インフェルノイド】鉄板です。


墓地のテーマカードを除外しながら特殊召喚を重ねるアーキタイプなので、墓地肥やしは必要不可欠な要素となります。



その中でも上級インフェルノイドに共通する『墓地から特殊召喚』という特性。そのコストとなるのは墓地のインフェルノイドなので実質無料、間違いなくテーマ最たるセールスポイントです。



・墓地をコストに
・墓地から蘇る


征竜と似通ってるという声にも頷けます。どこぞの竜のように手札へと帰りもしないので、そのままビートダウンさえ可能となります。戦闘を介した際の手札破壊なりフィールドのカードを除外といった固有効果も、ちゃっかり1アドです。






有罪

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そんなこんな生まれながらにして墓地肥やしを至上命題とする【インフェルノイド】ですが、キーカードとなる推理ゲートの片割れ「モンスターゲート」が殺人罪から釈放されてない事情もあり、他の墓地肥やしカードにも手を伸ばす必要が出ています。





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「カードガンナー・クリバンデット・ライデン・針虫の巣窟」数多の選択肢が広がっていますが、上記レシピに鎮座するは「ラヴァルガンナー」笑



・「誰やねん」という方。正常です。


・「針虫内蔵の戦士族ですね」という方は遊戯王をこじらせてるので、通院が必要です。





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《ラヴァル・ガンナー》
星4/炎属性/戦士族/攻1200/守 800
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に「ラヴァル・ガンナー」以外の 「ラヴァル」と名のついたモンスターが存在する場合、 デッキの上からカードを5枚まで墓地へ送って発動できる。 このカードの攻撃力は、この効果を発動するために墓地へ送った 「ラヴァル」と名のついたモンスターの数×200ポイントアップする。




なぜなぜ ラヴァル

召喚時にコストとして"針虫の巣窟"を行う「ラヴァル・ガンナー」を推理ゲートに加えて採用してみました。コストによる5枚送りなので、激流葬・ヴェーラー等を関係無しに送り込めます。光の援軍の3枚送りのようなもので、地味に増援対応もイケメンです。



針虫内蔵ラヴァルガンナーの他にも【ラヴァル】を組み込む利点は幾つかあり、伝導場の圧縮により推理ゲートの期待値を高めながらの「淑女」



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自身+墓地ラヴァルを除外してセットカードを破壊できる淑女ですが、除外を肥やす事で「奇跡の発掘・異次元からの埋葬」に繋がります。



中盤以降に使える各種リカバリー魔法ですが、そこに「淑女」からセット破壊の役割を加える事ができます。セットモンスターも割れるので皆既日蝕や月の書との親和性も◎



戦闘サポートとしても使える速攻魔法は、上級インフェルノイドの戦闘1アド効果(手札破壊、場のカード除外 etc.)を助ける使い道もあります。便利屋さん。



ちなみに鳥銃士カステル→相手モンスターを裏向けて淑女なんて挙動も可能です。今思い付いたのでやったことはないです。





赤連想

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インフェルノイド】は炎属性カテゴリーなので、ラヴァルと合わせるシンクロにしてもエクシーズにしても専用カードを扱えます。



《炎星皇−チョウライオ》
《ラヴァルバル・ドラゴン》
《ラヴァル・ツインスレイヤー》
《ラヴァルバル・ドラグーン》
《ラヴァル・ステライド》etc.



レベルを問わず炎属性モンスターをサルベージできる「炎星皇チョウライオ」は、ブラスター回収から破壊効果に繋げるといった役割を持てるので、呼び出す頻度も高めです。





■ タッチ【ラヴァル】の理由は、ここまで挙げた3点。

  • 墓地を肥やす「ラヴァルガンナー」
  • 除外を肥やす「淑女」
  • 専用モンスターを扱える「炎属性」



「墓地・除外・属性」という枠で【インフェルノイド】と繋がりを持てます。ただ鍵となる推理ゲートのパワーを落としたくないので、【ラヴァル】の日常である「侍女→侍女→侍女」の流れもカット。侍女は淑女の効果を使う為の最低限ラヴァル3種類を満たす1枚のみの採用となっています。侍女を複数蘇生できない「真炎の爆発」も味が薄いのでアウト。




その代わりに入っている「簡易融合」は「旧神ノーデン×淑女→氷結界の龍グングニール」と派生。手札のインフェルノイドを墓地に送り込みながら除去という仕事っぷりが気に入ってます。





レベル都合

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【墓地から無償供給されるインフェルノイド】

+チューナー。更なるアドバンテージを見越す為「シンクロ」に向かうという狙いもあります。ここは「エクシーズ」も同様なので、墓地から蘇る上級インフェルノイドの取捨選択にも関わる部分です。「殻醒する煉獄」から同レベルのインフェルノイドを墓地に集める事で、エクシーズに辿り着けます。



インフェルノイドのレベルが高ければ高いほどシンクロもエクシーズ先も比例しますが、炎属性の兵器「焔征竜ブラスター」が決定打。



ブラスターにしてもヴァエルにしても墓地をコストに特殊召喚するので、無償でランク7を手にする事になります。ここは他のレベルのインフェルノイドには出来ない芸当、先の「簡易融合→グングニール」からもランク7への道が拓けています。「ヴァエル×ヴァエル」と重ねてもランク7です。




レベル8やレベル10のインフェルノイドも控えていますが、インフェルノイドには『自分の場の効果モンスターのレベル+ランクが8以下の場合しか特殊召喚できない』という制約があり、レベル8以上のインフェルノイドを呼ぶと以降インフェルノイドは出せなくなります。自身リリースと引き換えの墓地除外により場を空けられますが、墓地メタ・サクリファイスエスケープ的な場面で無ければ優先したいプレイではありません。



その辺り後続との関係も含め、エクシーズ運用を狙えるギリギリのレベル7「ヴァエル」を重宝している次第です。



自分の場のレベルを調整して他のインフェルノイドを出すという意味では、「恐牙狼ダイヤウルフ・スクラップドラゴン」といった自壊もできる除去が際立つ場面もありました。「皆既日食の書」で自分のモンスターを裏返しレベル参照を一時的に消してからインフェルノイド展開といったケースもあったので、使ってみないと分からんですね。



ちなみにランク7の雄「ドラゴサック」のトークンはレベル3ですが、インフェルノイドの召喚条件に関わるのは『効果モンスター』に限られるので、サックトークンをどれだけ並べても平気です。みんな大好き「ジェムナイトパール」を4体並べてもインフェルノイドを追加できます。流石です。





日和

詰まるところ淑女やラヴァルガンナーとペアで動くカードが多いので事故とも背中合わせですが、墓地・除外と手を取り合った炎属性カテゴリーの共演となりました。次の形を模索します!


以上【ラヴァルノイド】な話でした。またね~